978-4-00-271083-9
関東大震災と流言 水島爾保布発禁版体験記を読む
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【内容】 1923年9月1日午前11時58分、関東大震災が発生。おさまらない揺れと迫り来る火災、そして朝鮮人襲撃のデマ……。 画家、文筆家であった水島爾保布(みずしまにおう)は地震発生直後から、人々がしだいに分別を取り戻していくまでの様子を書き記すが体験記「愚漫大人見聞録」は発禁処分で世に出せなかった。幻の体験記は何を語るのか。 |
【目次】 はじめに――水島爾保布と発禁版『新東京繁昌記』 翻刻 水島爾保布「愚漫大人見聞録」 一 日比谷公園にて 江戸っ子のやせ我慢 二 安政地震の昔語り 根岸の古老「ボー鱈先生」 三 浅草の混乱 大学生「ケーさん」の報告 四 津波の流言 迫る火の手 五 震災と革命待望論 興奮する「カン君」 六 水島、「破壊消火」に加勢す 七 朝鮮人暴動の流言 殺気だつ人々 八 上野公園の鳶口 襲撃された画家 九 流言と日本人 「鉄砲町」の友達 一〇 一缶五円のウエハース 画家「ジローさん」の話 おわりに――発禁後の水島爾保布 地図 |
【おすすめ】 おさまらない揺れと迫り来る火災、そして朝鮮人襲撃のデマ。翻弄され殺気立つ人々が、しだいに下町らしい分別を取り戻すまで。 |