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本の特送便 梅書房 > 国家と移民 外国人労働者と日本の未来
978-4-08-721125-2 国家と移民 外国人労働者と日本の未来
国家と移民 外国人労働者と日本の未来
¥946   在庫有り
集英社新書 1025

鳥井一平/著

集英社

2020年6月

新書・選書/教養/集英社新書


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【内容】

「移民社会」はすでに始まっています。少子高齢化が進む日本。「次の社会」の持続可能性は、外国人労働者の活躍、存在なしには考えられません。二〇一九年四月、入管法の改定で、在留資格「特定技能」による外国人労働者の受け入れが政策的にも始まりました。しかし、日本は受け入れに見合った社会になっているでしょうか?現実には技能実習生が、「時給三〇〇円」に象徴される奴隷労働構造の中で働いたり、ヘイトスピーチ等の人権問題が山積しています。外国人労働者と共生する社会、移民社会に必要な条件とは?アメリカ国務省から「人身売買と闘うヒーロー」として表彰された外国人労働者問題のスペシャリストがデータとエピソードで明快に解説。


【目次】

第1章 外国人労働者をめぐる環境
 アメリカ国務省や国連から厳しい勧告
 「外国人=犯罪者」と思いがちな入管職員や警察官 ほか

第2章 外国人労働者奮闘記―モノ扱いが横行する現場
 一〇〇の相談に一〇〇の物語
 ケース1 指をなくしたラナ ほか

第3章 「外国人」労働者受け入れ政策の歴史
 “前史”オールドカマーの時代(戦前~戦中)
 「オーバーステイ容認」政策(一九八〇年代~) ほか

第4章 これからの移民社会
 そもそも「移民」とは何か
 移民の歴史的価値を再認識すべき ほか


【おすすめ】

「民族や文化の背景が違う人たちと助け合える社会になれば、何としなやかで、素敵な日本になることか!」
姜尚中氏(政治学者)

「著者は常に外国人労働者の「現場」を生きてきた。踏みつけられた者の側に立ち、闘い、告発してきた。本書は「国際化社会」の裏側にある欺瞞を鋭く撃つ。」
安田浩一氏(ジャーナリスト)

「読み終えて感動し泣いた。普通の人が鬼畜になる日本の近代産業史はホラー映画そのものだ。その中にあっても、人間の良心は生き続けている。」
辛淑玉氏(「のりこえねっと」共同代表)