本の特送便 梅書房 > > ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと
978-4-08-721190-0 ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと | ||
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【内容】 ジャーナリズムの劣化はその国の劣化を意味する。 新型コロナの非常事態宣言下での東京五輪強行は、危惧された通り感染爆発と医療崩壊を招いた。 当初から問題に塗(まみ)れたこの五輪を批判しきれず空気に迎合した大手メディアは、日本のジャーナリズムの限界を象徴的に露呈した。 原発事故、森友加計、公文書改竄等、未解決のまま忘れ去られる問題が堆積する現状は権力監視の役割を果たせないメディアの追認の結果だ。 本書は映画「i-新聞記者ドキュメント-」の森達也と望月衣塑子が安倍・菅時代のメディア状況を総括。 一方向に暴走する「空気」の壊し方、ジャーナリズムの役割と復活の方途を語りあう。 |
【目次】 プロローグ(森達也) 第1章 職業としてのジャーナリスト 安倍・菅時代のジャーナリズム 首相と番記者たちとの馴れ合い 質問の事前通告という倒錯 ほか 第2章 ファクトに迫るために 両論併記の罠 I(私)を主語にせよ 日本の教育が近代史を教えない理由 ほか 第3章 ジャーナリズムの役割は「空気を壊す」こと 日本のジャーナリズムの過去の陥穽1―沖縄返還密約問題(西山事件) 報道のプライオリティが崩れている ニュース番組のエンタメ化をどう考えるか ほか エピローグ―無意識のずれを気にしないこと(望月衣塑子) |
【おすすめ】 追及しない記者、質問に答えない為政者― メディアはその国を現す鏡。 驕(おご)った権力への違和感をきちんと示すための処方箋。 「この国のメディアはおかしい。 ジャーナリズムが機能していない。 そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、 もう何年が過ぎただろう」森達也 「“鉄壁”という菅(義偉)氏の幻想を創ったのは メディアにほかならない。 もっと強い言い方をすれば、 菅首相を生み出した“共犯”でもある。 菅氏は、市民の命を預けられるような人ではなかった。 メディアの責任は重い」望月衣塑子 |