本の特送便 梅書房 > > わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと
978-4-14-081879-4 わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと | ||
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【内容】 25キロの用水路を拓き、65万人の命をつないだ医師は、何を語ったのか 2019年12月4日、アフガニスタンで銃撃され亡くなられた医師・中村哲さん。本書は、中村さんが出演したNHK「ラジオ深夜便」の6番組より、インタビューに答えるその肉声を忠実に再現するものです。ハンセン病根絶計画から、空爆下の診療所開設と水源確保事業、そして用水路開通まで。「長年の活動の原動力は何でしょうか?」という問いに対して、中村さんは自らを、宮沢賢治の童話の主人公「セロ弾きのゴーシュ」にたとえました。本書には、本人が執筆したらおそらく触れなかったと思われる感慨や本音が随所に表れています。自身について多くを語らなかった医師・中村哲の心の内を知ることのできる貴重な証言の記録です。 |
【目次】 第1章 ハンセン病根絶を目指して 一九九六年二月二十二日(中村哲49歳) 第2章 もの言わぬ民の命を 二〇〇二年二月十六日(中村哲55歳) 第3章 アリの這う如く 二〇〇四年六月五日(中村哲57歳) セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治 第4章 命の水 二〇〇五年八月二十日(中村哲58歳) 第5章 難民と真珠の水 二〇〇六年九月十六日(中村哲60歳) 第6章 開通した命の用水路 二〇〇九年十二月五日(中村哲63歳) 終章 来たる年も力を尽くす 二〇一九年十二月四日発行「ペシャワール会報」一四二号より(中村哲73歳) |