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978-4-272-52117-3 戦争と軍隊の政治社会史 | ||
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【内容】 近代日本のみならず現代においても、人びとの「いのち」と暮らしに大きな影をおとす戦争と軍隊、そして天皇制。兵士や地域民衆、また君主制のあり方という視点から、社会と政治の関係を問い直し、戦争と軍隊をめぐる東アジア史へと視界をひらく。 |
【目次】 序章 現代歴史学と私たちの課題(大串潤児) 第1部 身体と記憶の兵士論 第1章 国府台陸軍病院における「公病」患者たち――昭和一四年度・一八年度における「精神分裂病」患者の恩給策定状況(中村江里) 第2章 戦傷/戦病の差異に見る「傷痍軍人」(松田英里) 第3章 日本兵たちの「慰安所」--回想録に見る現場(平井和子) 第4章 新中国で戦犯となった日本人の加害認識--供述書と回想録との落差を通じて(張宏波) 第2部 軍隊・戦争をめぐる政治文化の諸相 第5章 軍隊と紙芝居(大串潤児) 第6章 南次郎総督と新体制(金奉湜) 第7章 講和後の基地反対運動――長野県・有明における自衛隊演習地化問題(松田圭介) 第8章 戦後地域社会の軍事化と自治体・基地労働者(森脇孝広) 第9章 メディア言説における韓国の対日認識と歴史教科書問題(李宣定) 第3部 天皇制の政治社会史 第10章 東條英機内閣期における戦争指導と御前会議(森茂樹) 第11章 昭和戦時期の皇室財政―制度と実態(加藤祐介) 第12章 国会開会式と天皇―帝国憲法と日本国憲法の連続と断絶(瀬畑源) 終章 戦後歴史学と軍事史研究(吉田裕) |