本の特送便 梅書房 > > 時代を拓く芥川龍之介 生誕一三〇年・没後九五年
978-4-406-06668-6 時代を拓く芥川龍之介 生誕一三〇年・没後九五年 | ||
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【内容】 芥川龍之介は日本近代文学の代表的作家として、海外も含めいまも多くの読者をもち、中学校の国語教科書にも「羅生門」が掲載されている。生誕一三〇年・没後九五年にあたり、近年発見された新しい資料、友人の日記、手紙にもとづき、「知られざる仲間との交流」を加えて、新しい芥川像の発見を試みる最新論集。 |
【目次】 Ⅰ章 変遷する芥川龍之介像 1 新しい芥川像の形成 2 新資料と芥川龍之介 3 友情と恋愛 4 芥川の歴史認識 5 関東大震災と芥川龍之介 6 東日本大震災と芥川研究 〈付〉 韓国で高まる芥川人気 Ⅱ章 現代に生きる「羅生門」 1 「羅生門」の現在 2 「羅生門」の新解釈 3 失恋と「羅生門」 4 「羅生門」の教材化 5 3.11以後の視点で読む 〈付〉 「羅生門」における謀叛の精神 ―芥川は松江の友(井川恭)から幸徳秋水の本を借りていた Ⅲ章 知られざる仲間の記録 一 恒藤恭の新たな出発 1 早熟の文学青年 2 神戸衛生院入院 3 芥川龍之介との交流と進路の変更 4 時代への鋭い眼 ―「軍神」の時代を生きて 5 新カント派の哲学と信濃自由大学 ―社会科学者として 二 矢内原忠雄の文学的抵抗 1 謀叛の叫び 2 資料とのめぐり合い 3 文学的抵抗とはなにか 4 戦時下の文学的抵抗の拠点 ―『嘉信』と土曜学校 三 若き日の成瀬正一 ―ロマン・ロランとの交流 1 芥川龍之介の友人 2 漱石ファンの熱血漢 3 ロマン・ロランとの文通 4 アメリカ留学から戦乱のパリへ 5 ロマン・ロランとの対話 〈付〉 成瀬別荘のこと あとがき 人名索引 |