本の特送便 梅書房 > > “自由な時間”の探求と『資本論』
| 978-4-406-06869-7 “自由な時間”の探求と『資本論』 | ||
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| 【内容】 「富とは自由に処分できる時間」―― マルクスが資本主義批判と未来社会の探究で人間の根源的課題ともいえるテーマにどう迫ったかを追跡。 「ロンドンノート」から『資本論』第一巻、その後の研究、一八六四年に始まる「インタナショナル」での活躍。理論と運動のダイナミズムが鮮烈な必読の労作! 関連年表・文献索引付き。 |
| 【目次】 まえがき 第Ⅰ部 マルクスと〝自由な時間〟 第一章 マルクスによる未来社会の探究と〝自由な時間〟──ディルク抜粋から『資本論』へ はじめに 一 匿名パンフレットの発見と抜粋の作成 1 「ロンドン・ノート」とディルク抜粋 2 「自由に処分できる時間」と研究の足場 〈資料 マルクスによるディルク抜粋(一八五一年七月)〉 二 ディルク抜粋と二つの経済学草稿 1 「一八五七~五八年草稿」での探究 2 『経済学批判。第一分冊』の刊行と続巻の準備(一八五九年~六一年) 3 「一八六一~六三年草稿」での新たな展開 三 『資本論』の準備と執筆を通じての探究 1 〝資本の強奪〟を制限、「時間は人間の発達の場」(一八六五年六月) 2 「真の自由の国」──第三部での展開 3 第一部完成稿での考察(一八六六~六七年) 4 自由な人間社会を求めて──その後のマルクス むすびに 第二章 インタナショナルと『資本論』――マルクスの探究と活動を追って はじめに 一 インタナショナルの創立(一八六四年)とマルクス 1 「創立宣言」――『資本論』研究とも結んで 2 「暫定規約」――運動の発展に道を開く 3 創立直後の活動から 4 一八六五年六月の講演 二 ジュネーヴ大会からローザンヌ大会へ 1 ジュネーヴ大会と『資本論』(一八六六年) 2 『資本論』第一巻の刊行とローザンヌ大会(一八六七年) 3 ポーランド、アイルランド問題 三 ブリュッセル大会からバーゼル大会へ 1 ブリュッセル大会──〝協会は闘争の段階〟へ(一八六八年) 2 バーゼル大会とバクーニン派との闘争(一八六九年) 3 北ドイツ連邦議会での活動と『資本論』 3 ポーランド、アイルランド問題 四 普仏戦争とパリ・コミューン 1 フランス・プロイセン戦争のなかで(一八七〇年) 2 パリ・コミューン(一八七一年) 3 ロンドン協議会の開催(一八七一年) 五 マルクスとハーグ大会 1 「土地の社会化」をめぐって 2 『資本論』ロシア語版、ドイツ語第二版、フランス語版の刊行 3 ハーグ大会(一八七二年)──歴史的指針を残す むすびにかえて──革命家マルクスの探究と活動 第Ⅱ部 新版『資本論』を読む 第三章 新版『資本論』の刊行と今日の世界 一 研究の新たな条件を得て 二 新版の特徴を各部ごとに見る 三 マルクスの理論と今日の課題 補論Ⅰ 新版『資本論』の特徴と魅力──刊行記念講演会から 補論Ⅱ 不破哲三著『「資本論」全三部を読む 新版』の刊行によせて 1 『資本論』の全体像をつかむ──現代に生きる指針として 2 マルクスの経済学的到達点をつかむ──新版『資本論』をテキストに 3 その後の研究の展開を「補注」に読む 第四章 第一部第八章「労働日」を読む はじめに──「労働日」研究の重要性 一 労働日(一日の労働時間)と「自由に処分できる時間」(第一節) 二 労働日の標準化の歴史(第二節~第六節) 1 「労働日の標準化」をめぐる歴史的な序論(第二節前半) 2 搾取の生々しい実態と〝自由な時間〟(第二節後半~第五節前半) 3 標準労働日獲得のための闘争(第五節後半~第六節) 三 自分自身の〝時間の主人〟へ(第七節) 収録論文の初出一覧 関連年表 マルクス、エンゲルスの生涯と『資本論』 マルクス、エンゲルスの文献索引 |