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本の特送便 梅書房 > 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
978-4-534-05870-6 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉 新製品 うれすじ
格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
¥1,870   在庫有り
石井光太/著

日本実業出版社

1,870円

2021年9月

教養/ノンフィクション/社会問題


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【内容】

■おでんの食べ方を知らない子どもたち?
〜〈生まれ育ち〉が一生を決める社会の構造とその抜け出し方〜
 
──あなたはどちらの階層に生きていますか? そして、自分の属していない階層のことを、知っていますか?
 
【格差の下側の階層】
・家族で鍋を囲んだ経験がなく、おでんの食べ方がわからない
・親が貧困状態にあって、進学の機会が与えられない
・軽度の知的障害のケアが受けられず、社会に居場所がない
・通う学校がない「不就学状態」にあって、友達もいない。勉強の機会もない
 
【格差の上側の階層】
・早ければ小学校、遅くとも高校から私立校や地域の進学校へ。同級生もみんな親が裕福な中流以上の出身
・発達障害などの兆候があれば、親や療育などのケアを受けられる
・「努力すれば夢は叶う」と教えられ、実際、その通りに生きられる
 
■貧困・格差取材のプロが見た格差の拡大・階層の断絶・引き起こされる分断
 
著者は世界と日本の貧困、格差の取材を重ねているノンフィクション作家。格差と分断の真実を、講演を通して10代・20代の学生に伝える活動もしています。
 
なぜなら、無理解の先にあるのは「分断」だから。格差が拡大し、階層の断絶が深まっているからこそ、私たちはいま、「自分とは違う階層」の現実を知る必要があるのです。
 
本書では、著者がこれまで若者に伝えてきた内容をもとに、
 
①教育 ②職業 ③性別 ④夜の仕事と昼の仕事⑤外国人 ⑥障害者 ⑦若者と老人
 
という7つの格差構造とひき起こされつつある分断を具体的に紹介します。
 
「知っている」と思っている人ほど知らない「日本社会の問題点」、そして我々がいま、何をすべきかが見えてきます。


【目次】

講義1 日本の格差はいかにつくられるか―所得格差

講義2 弱者を食い物にする社会―職業格差

講義3 男と女の不平等史―男女格差

講義4 格差と分断の爆心地「夜の街」―家庭格差

講義5 移民はなぜギャングになるのか―国籍格差

講義6 障害者が支援をはずされるとき―福祉格差

最終講義 高齢者への「報復」は何を生み出すのか―世代格差


【おすすめ】

知っていますか?生まれた「階層」で一生が左右され幸せに生きられない人がいることを。コロナ禍が浮き彫りにした社会の歪み。この国でいま、起きている問題と解決への第一歩。