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978-4-582-85951-5 池田大作と宮本顕治 「創共協定」誕生の舞台裏 | ||
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【内容】 松本清張が仲介役となって、創価学会と日本共産党の間で結ばれた「創共協定」。百戦錬磨の論客がその誕生の舞台裏をさぐる。 |
【目次】 はじめに 第一章 池田大作と宮本顕治の「人生対談」 宮本の街頭演説を聴いていた池田/二人がルビコンを渡った瞬間 池田のレニングラード訪問/「原点としての中道」/二人の組織論 組織が人間をつくる/芥川龍之介を論じた「『敗北』の文学」 『万葉集』への共感/「母を悲しませるな」/母の苦しみをなくした社会 第二章 創価学会の言論弾圧 菅義偉の「学会批判選挙」/内藤国夫が指摘した「創価学会の悪癖」 『創価学会を斬る』から本格化した言論弾圧/「絶対に事実無根で押し通せ」 独裁者を欲する人たち/池田の逆鱗に触れた竹入義勝の「秘話」 田中角栄の交渉力/藤原弘達が半世紀前に予告していた自公連立 「必ず先生の仇をうちます」/創価学会の学生たちに囲まれ/批判する者はすべて「仏敵」 警告を発していた城山三郎/宮本顕治の独善性 第三章 池田大作をめぐるスキャンダル史 公明党の頭越しに結んだ創共協定/『月刊ペン』に売り込まれたスキャンダル 告訴人になることを拒んだ池田/池田大作と松島姉妹/学会員家族の災い 「亭主より池田先生が大切」/いやらしいでなく、うらやましい 杉田かおるが語った「メロンのお下げ渡し」/藤原行正による宣戦布告 「『月刊ペン』事件」前代未聞の裏工作/「反共のとりで」としての創価学会 山崎正友の造反/差し戻し審で池田が出廷/朝堂院大覚が語るルノワール事件 原田派と“いわゆる池田派”/藤原行正夫人の証言/学会を敵に回したくないメディア 第四章 宮本百合子と宮本顕治 宮本百合子と湯浅芳子の同性愛/「泥棒猫出て行きやがれ」 百合子の反俗精神/十二年にわたって交わされた手紙/竹中労の皮肉 松本善明といわさきちひろ 第五章 宮本顕治宅盗聴事件 野中広務vs神崎武法/“天下盗り”という池田ファンタジー 神崎のエッチ事件/共産党への逆恨み/「池田大作ミイラ化計画」 第六章 「創共協定」の経緯とその後 驚天動地の出来事/「一〇年間、共産党を黙らせるんだ」/松本清張宅で準備会談 堤清二の証言/「攻撃し合うことも自制したい」/百八十度引っくり返した「秋谷見解」 当初から「死文化」の危機/共闘を否定し、「秋谷見解」を追認 公安も本腰入れて学会をマーク 第七章 「だました池田」と「だまされた宮本」 信じてはいけない池田を信じた宮本/伊丹万作の遺言/「だまされたものの罪」 敗北を認めない文学/「お母ちゃん」がつくウソは許される おわりに 主要参考文献 |
【おすすめ】 信じることから出発する創価学会、資本主義体制を疑い、変革を望む日本共産党。 対立関係にあった両者が手を結んだ「創共協定」は一九七五年の公表時、日本中に衝撃を与えた。 この協定は発表直後から死文化の道をたどったが、その裏ではどんな思惑と策謀が渦巻いていたか。 池田大作と宮本顕治に焦点を当てながら、「創共協定」誕生と破綻の舞台裏をさぐる。 |