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本の特送便 梅書房 > 特攻と日本軍兵士 大学生から「特殊兵器」搭乗員になった兄弟の証言と伝言
978-4-620-32642-9 特攻と日本軍兵士 大学生から「特殊兵器」搭乗員になった兄弟の証言と伝言
特攻と日本軍兵士 大学生から「特殊兵器」搭乗員になった兄弟の証言と伝言
¥2,200   在庫有り
広岩近広/著
岩井忠正/著
岩井忠熊/著

毎日新聞出版

2020年8月

教養/ノンフィクション/戦争


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【内容】

「誰のために、何のために、おれは死ぬのだ」

学徒出陣(1943)により、岩井忠正氏は慶応大学から、忠熊氏は京都大学から徴集され、海軍特攻隊に所属する。待ち受けていたのは、「回天」や「震洋」の「必死の特殊兵器」による襲撃訓練など、想像を絶する日々だった。

「私たちには自覚的な立場というものが初めからなかった。日本の国家情勢などというものは<所与の現実>であり、いかに対処するかなどということは、意識にのぼりませんでした。時勢に押し流されて生きていたのです」

なぜ我々は、あのような大戦争に向かっていったのか――

平和記者が描く、満洲事変、日中戦争、太平洋戦争にいたる「十五年戦争」期の若者たち。


【目次】

第一章 徴兵猶予の停止と学徒出陣
第二章 日米英開戦と入隊までの大学生
第三章 大連で育った小・中学時代
第四章 二等水兵からの軍隊生活
第五章 「特殊兵器」の搭乗員に
第六章 「回天」「震洋」「伏龍」の襲撃訓練
第七章 若き君たちへの伝言


【おすすめ】

13年間にわたる毎日新聞・長期連載「平和をたずねて」(第22回坂田記念ジャーナリズム賞受賞)圧巻の集大成。
日本近代史の中で、個人の体験をとらえ直し、特攻作戦の「本質」に迫る、渾身のノンフィクション。