本の特送便 梅書房 > > アクセサリーの考古学 倭と古代朝鮮の交渉史
978-4-642-05922-0 アクセサリーの考古学 倭と古代朝鮮の交渉史 | ||
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【内容】 古墳時代、日本列島では冠・耳飾りなど貴金属のアクセサリーが流行した。朝鮮半島から贈られた品々には、いかなる意図が込められていたのか。発掘されたアクセサリーを紹介しつつ、身に着けた人びとの群像を活写する。 |
【目次】 アクセサリーから読み解く―プロローグ 新羅・百済・大加耶のアクセサリー入門 垂飾付耳飾り―基本のアイテム〈新羅/百済/大加耶〉 冠―権威の象徴〈新羅/百済/大加耶〉 飾り帯―有力者の間でひろまる〈新羅/百済/大加耶〉 飾り履―儀礼と死者のために 首飾り、腕輪、指輪―多彩な装い アクセサリーが演出するもの 社会をつなぐ―四世紀後半~五世紀前半 倭の金銀アクセサリーのさきがけ 新羅と倭の兄弟龍 新羅から倭へ派遣された高位の人物か 大加耶の耳飾りに魅せられた人びと 百済と倭をつなぐ 倭系古墳に副葬された百済の冠帽と飾り履 交流と葛藤を演出する―五世紀後半 高句麗の進攻をしめす 新羅と加耶のはざまで 新羅と北部九州をつなぐ 倭のトレンドアクセサリー 倭王権の外交の一翼を担って 大加耶と百済のはざまで 緊迫した情勢の中で―六世紀 キャスティングボードをにぎる 百済と倭の蜜月な関係をしめす 贈ったのは百済か新羅か 朝鮮半島の前方後円墳から出土した「倭」の冠 大加耶と新羅のひとときの交流 耳飾りからみた「磐井の乱」 沖ノ島に奉献された新羅の指輪 百済と倭の官人が身に着けた耳飾り アクセサリーがつむぐ―エピローグ |
【おすすめ】 古墳時代のさなか、日本列島では冠・耳飾り・飾り帯など貴金属のアクセサリーが流行した。新羅(しらぎ)・百済(くだら)・加耶(かや)など朝鮮半島の様々な社会から古代日本の倭へ贈られた品々には、いかなる意図が込められていたのか。発掘されたアクセサリーを紹介しながら、海を越える個人や集団の細やかなつながりや、それらを身に着けた人びとの群像を生き生きと描く。 |