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978-4-657-24012-5 マクドナルド化した社会 果てしなき合理化のゆくえ | ||
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【内容】 2008年10月に刊行し大好評を得た同名単行本が、満を持して文庫化! マックス・ウェーバーの近代合理化理論の現代版として展開される脱人間化社会の理論「マクドナルド化」。その骨子は、「効率性」「計算可能性」「予測可能性」「制御」の4つの次元にあったが、本書では原書が刊行された2004年当時の時代的要請に応え、「合理性のもたらす非合理性」という新たな次元についても検討が加えられている(7章)。 さらには、グローバル化(globalization)が進行するなか、世界の均質化が進むいっぽうで新たな地域性も生まれるという一見矛盾する状況に対し、リッツアは「グローカル化(glocalization)←→グロースバル化(grobalization[リッツアによるgrowthからの造語])」と「存在(something)←→無(nothing)」という2つの座標軸を用いながらユニークな分析を加えたうえで、脱人間化社会に対する抵抗を試みる――真に人間らしい社会を希求する人びとにとって必読の書。 |
【目次】 はじめに――『マクドナルド化した社会』を二一世紀初頭に刊行する六つの意味 1章 マクドナルド化の手ほどき 2章 マクドナルド化とその先駆者たち――鉄の檻からファストフード工場へ 3章 効率性――ドライブスルーとフィンガーフード 4章 計算可能性――ビッグマックと小さなフレンチフライ 5章 予測可能性――丘の小さな家に雨は降らない 6章 制御――人間と産業ロボット 7章 合理性の非合理性――「楽しげに行列している」者たちの交通渋滞 8章 グローバル化とマクドナルド化 9章 世界の変化とマクドナルド化――果たして限界はあるのか 10章 マクドナルド化と付き合う――役に立つ案内 参考文献 注 訳者あとがき 解説――マクドナルド化論の三〇年(大正大学教授 澤口 恵一) 索引 |