本の特送便 梅書房 > > 日本は「右傾化」したのか
978-4-7664-2694-6 日本は「右傾化」したのか | ||
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【内容】 誰が、何が、どう、変わったのか? ヘイトスピーチ、排外主義運動の顕在化、 日本会議の台頭、改憲潮流、 ネットに溢れかえる右派的言説――。 はたして本当に、日本は「右傾化」したのか。 個々の政権の消長を超えた次元で、 日本社会全体の構造変化のなかで捉える。 |
【目次】 総 説 「右傾化」ではなく「左が欠けた分極化」 小熊英二 第I部 意 識 1 世論 世論は「右傾化」したのか 松谷満 2 歴史的変遷 「保守化」の昭和史――政治状況の責任を負わされる有権者 菅原琢 第Ⅱ部 メディア・組織・思想 1 マスメディア 政治システムとの強いリンクがもたらした構造的「右傾化」 林香里・田中瑛 2 ネットメディア ネットメディアの伸長と右傾化 津田大介 3 草の根組織 政治主導の右傾化 樋口直人 4 天皇と神道思想 神聖天皇と国家神道からみた日本の右傾化 島薗進 第Ⅲ部 政 治 1 政党 自民党の右傾化とその論理 中北浩爾・大和田悠太 2 地方政治 地方議会における右傾化――政党間競争と政党組織の観点から 砂原庸介・秦正樹・西村 翼 3 政策アウトプット 島根県の「竹島の日」条例制定の経緯 ブフ・アレクサンダー おわりに 樋口直人 |
【おすすめ】 日本は「右傾化」しているのか。 概していえば、社会全体の有権者レベルの調査では、顕著な「右傾化」はみられない。しかし、政党や宗教団体など特定の対象のレベル、あるいは報道のレベルでは「右傾化」が指摘されることが多い。政治家などの右派的言動も目立つ。 本書は、このような一見すると矛盾した現状について、学際的な知見を集め、①意識、②メディア・組織・思想、③政治という三つの視角から、「右傾化」の実態を徹底検証する。 |