本の特送便 梅書房 > > 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ
978-4-7783-1709-6 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ | ||
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【内容】 2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―。彼の目から見えていたこの「世界」とは? |
【目次】 1月8日・第1回公判―思ったよりも妄想がひどい? 1月10日・第2回公判―夜勤職員の調書 1月15日・第3回公判―遺族の供述調書読み上げ 1月16日・第4回公判―遺族の供述調書読み上げ・続き 1月17日・第5回公判―証人尋問に元カノ登場 1月20日・第6回公判―植松被告、30歳の誕生日「戦争をなくすため、障害者を殺す」 1月21日・第7回公判―後輩女性の供述調書読み上げ 1月24日・第8回公判―初めての被告人質問で語った「幸せになるための七つの秩序」 1月27日・第9回公判―やまゆり園で虐待はあったのか?「2、3年やればわかるよ」 1月30日・植松被告と面会。―「雨宮さんに聞きたいんですけど、処女じゃないですよね?」 2月5日・第10回公判―遺族、被害者家族からの被告人質問 2月6日・第11回公判―これまでのストーリーが覆る。「障害者はいらない」という作文 2月7日・第12回公判―精神鑑定をした大沢医師が出廷 2月10日・第13回公判―精神鑑定をした工藤医師が出廷 2月12日・第14回公判―「大事な一人息子に私は死刑をお願いしました」 2月17日・第15回公判―美帆さんの母親の意見陳述 2月19日・第16回公判―結審の日 3月16日・判決言い渡し―「被告人を、死刑に処する」 対談・渡辺一史×雨宮処凛 |
【おすすめ】 「社会の役に立ちたいと思いました」 2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。 全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―――。 彼の目から見えていたこの「世界」とは? 残酷な「本音」が「建前」を打ち破り、 「命は大切だ」というような「正論」を口にする者が 「現実を何もわかっていない」と嘲笑される光景があちこちにある。 そんなこの国に溢れる「生産性」「迷惑」「1人で死ね」という言葉。(中略) 彼の悪意はどのように熟成されていったのだろう。 「死刑になりたかった」のではない。「誰でもよかった」のでもない。 彼は衆院議長への手紙で「日本国と世界平和のために」とまで書いている。 ――「はじめに」より |