本の特送便 梅書房 > > 現代アメリカ社会のレイシズム ユダヤ人と非ユダヤ人の確執・協力
978-4-7791-2815-8 現代アメリカ社会のレイシズム ユダヤ人と非ユダヤ人の確執・協力 | ||
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【内容】 現代に蔓延る〈レイシズム〉を乗り越える ユダヤ系作家はホロコーストなどの差別や暴力を直に経験し、人種差別に対する憤りから、様々な反対運動において中心的役割を果たしてきた。本書では作家達の差別に対する表象を取り上げ、他者との確執や協力の実相を論じる。 |
【目次】 第1章 エリ・ヴィーゼル『ゾンダーバーグ裁判』:〈他者性〉を求めて ――現代米国の「ユダヤ人」と「ドイツ人」の敵対から共感へ(広瀬佳司) 第2章 対立の果て――『犠牲者』(佐川和茂) 第3章 ソール・ベローのブレイクスルー ――レイシズムを超える『オーギー・マーチの冒険』のケアの倫理(井上亜紗) 第4章 アーサー・ミラーの『焦点』における差別の構造(鈴木久博) 第5章 初期ロス作品に見られる人種意識(坂野明子) 第6章 フィリップ・ロスはアメリカの人種問題をどのように描いたか ――「アメリカ三部作」を中心に(杉澤怜維子) 第7章 ポール・オースターの描く他民族社会における他者との共生 ――『ミスター・ヴァーティゴ』と『スモーク』を中心に(内山加奈枝) 第8章 ジュリアス・レスターの改宗 ――黒人ユダヤ人へ(大森夕夏) 第9章 ジューイッシュ・クランズマンの不可視性と人種的両義性 ――『ブラック・クランズマン』におけるサイドストーリー(中村善雄) 第10章 被差別者としての確執と融和 ――アメリカ映画に見るユダヤ系とアイルランド系表象(伊達雅彦) |