本の特送便 梅書房 > > 昭和、記憶の端っこで 本橋成一の写真を読む
978-4-7803-1229-4 昭和、記憶の端っこで 本橋成一の写真を読む | ||
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【内容】 村石保が綴るもう一冊の写真集。本橋成一の写真を通して昭和から現代までの「時代」を、ときに鋭く、ときに切なく読み解くエッセイ集。誰しもの記憶の端っこに沁みる写真&エッセイ50編。 |
【目次】 或いは「相聞歌」としての……渡辺一枝 ◎昭和、記憶の端っこで1 上野駅、プラットホームの幕間 帰ろかな帰るのよそうかな 「どちらでもない」平成 路地と紙芝居 異界への道 遺影が語るもの 葬られた記憶 大きいことはいいことだ! ◎故郷喪失 「Надежда(ナジェージダ)=希 望」或いは本橋成一私論 天国はいらない、故郷を与えよ NO NUKES!(本橋成一×スズキコージ÷村石 保) 種を蒔くひと その記憶を刻んで 観覧車、回れよ回れ…… 帰りなんいざ 故郷喪失 悼みと記憶の在所 私のこころを虜にした……。 ファン・ゴッホの手は 詩を書くように写真を撮るように 祈り、或いは二人のミレー 卓袱台と最後の晩餐 ◎かたほとりへの眼差し1 画家と写真家の〝海の幸〟 井戸、あるいは原郷へ 月とジュゴンと老人 砂とエロス 〝退屈〟で〝自由〟であること バラバラ体操は爽快にして美しい! 〝新聞〟はエラかった! Mm-STOP THE WORLD ワラにまみれてヨー ◎昭和、記憶の端っこで2 傾いた日の丸 あるフェティシズム 日いづる國に 「ハタヒロイ」と「リョウヘイカ」 肖像画からポートレートへ 日の丸と自由・平等・博愛 津波と日の丸 少年探偵団 参上 落ちることの快楽 空き地は怪しみの異界 炬燵と団欒 一丁前の少年へ 浮世床、あるいは男たちの井戸端 背中【せな】で泣いてる唐獅子牡丹 イカとサケの山国的な事情 ◎かたほとりへの眼差し2 「かたほとり」への眼差し―本橋成一の映像が回帰するところ 〝いのち〟の現場に見る家族の肖像 ─『ある精肉店のはなし』 ペチカ、あるいは一杯のスープと詩と映画 少女、あるいは光の記憶 少年、あるいは、しなやかな均衡 写真て何だろう?……本橋成一 あとがき……村石 保 |
【おすすめ】 写真家・映画監督の本橋成一氏と数多くの仕事をともにしてきた編集者の村石保氏による、本橋成一写真論集。いわゆる「写真批評」ではなく、本橋写真とその時代性をリンクさせ、同時代に生きる私たちが、いま思い出すべきものを提示してくれるエッセイ集となっています。 |