978-4-7803-1277-5
「ある裁判の戦記」を読む 差別を許さない市民の願いが実った
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内容 竹田氏との裁判は、千数百人による千数百万円の募金をはじめ、有形無形の支援に支えられた。 差別を許さない市民の自覚が、司法のまっとうな判決を生みだし、言論空間を救ったのだ。 『ある裁判の戦記』の著者の山崎雅弘氏と、支援の先頭に立った内田樹氏とが、この裁判の意義を語り合った。 |
【目次】 ●判決の行間から「司法の怒り」を感じた ●裁判官は両方の言い分に耳を傾けた上で判決を下した ●裁判官は生身の人間として誠実に思考してくれた ●実質的には竹田氏が被告席に立たされて裁かれていた ●講演会中止だけを捉えたら竹田氏を被害者と描くこともできたが ●多くの市民が言論の自由を守る公的な事業だと捉えてくれた ●内田樹さんの言葉があったから出口が見えた ●一緒に被告席に立っているつもりになれた ●リスクを承知で抵抗することが成長に繋がることがある ●竹田氏は言論の場では戦えなかった ●竹田氏は自分が差別主義者でないことの証拠を出せなかった ●寄付金の増大を前に「自分の裁判費用ぐらい自分で賄え」と竹田氏 ●竹田氏の陳述書ははったりと詭弁ばかりだった ●自分の考えをクールでリアルな視点でチェックすることが大事なのに ●都合の悪いことは徹底的に無視するのが歴史修正主義者の特徴 ●裁判位訴えた側が「私は司法を信用しない」では筋目が通らない ●スラップ訴訟の根本にあるのは司法を道具とみなす司法蔑視 ●公的組織が竹田氏を講演に呼ぶことは困難になった ●差別する側が負ける常識的な判決が次々と下されている意味 ●他民族など集団に対する差別を扇動する言葉は認めない判決だった ●佃弁護士が立てた戦略に従って戦えたことの大切さ ●裁判の経験がゼロでも不安を抱くことがなかった ●寄付金に示されたのは差別社会を許さないという市民の強い意思 ●おわりに ●資料 ご支援のお願い(内田樹) |
【おすすめ】 言論の自由を守り差別を許さない司法の姿勢を示した。同時発行の「ある裁判の戦記」の意義を被告の山崎氏と支援した内田氏が語りあう。 |