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本の特送便 梅書房 > 私がフェミニズムを知らなかった頃
978-4-7949-7262-0 私がフェミニズムを知らなかった頃 新製品
私がフェミニズムを知らなかった頃
¥1,650   在庫有り
小林エリコ/著

晶文社

2021年5月

文芸/エッセイ


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【内容】

機能不全家族、貧困、精神疾患、自殺未遂など、
いくつもの困難を生き抜いてきた彼女が、
フェミニズムにたどり着くまで。


殴る父と耐える母、ハラスメントの横行、エロ情報の氾濫、あからさまな賃金格差、性犯罪におびえなければならない日常……。かつて1ミリも疑ったことがなかった「男女平等」は、すべてまちがいだったのか? もう黙ることはしない。体当たりでつかんだフェミニズムの物語。


【目次】

はじめに


第一部

 1 父は王様、母は従順な家来
 2 脂肪よりも筋肉が欲しい
 3 母のようにはならない
 4 この国の男たちは狂っているのかもしれない
 5 平坦な地獄が待っているだけ
 6 彼らはなにもしてくれない
 7 男より弱いものになるということ
 8 この理不尽な怒りをどうしたらいい
 9 ノラのように
 10 エロとパチスロのハイブリッドな漫画雑誌
 11 母の幸せは私の幸せじゃない
 12 自宅とデイケアを往復する日々


第二部

 13 寂しいから一緒にいるだけ
 14 最低で最悪のカップル
 15 世界で一番情けない生き物
 16 あなたは生活保護がいいと思う
 17 ただ一人で暮らしているだけなのに
 18 そこにはフェミニズムがあった


エピローグ


【おすすめ】

「私は世の中が男女平等だと1ミリも疑っていなかった。しかし、それは全て間違いであり、それに気がつくのに私はとても時間がかかった。男女が平等でないと教えてくれたのはフェミニズムだった。フェミニズムを知った時の衝撃を例えるなら雷に打たれたような感覚とでも言えばいいだろうか。男女は平等でないというパラダイムシフトは私の中の壁を瓦解させた」(「はじめに」より)

小林エリコさんは団塊ジュニア世代。団塊世代の私たちが育てた子どもだ。女の子からここまで自尊心を奪い、男の子がここまで自己チューにふるまう社会を私たちは再生産してしまったのか。でも、これは高い授業料を払ったけれど、「もう黙らない」ことを学んだ女性の闘いの記録。──上野千鶴子

俺たち男こそ耳を傾けるべきだ。ジェンダー格差と自己責任論が作り出した、この地獄に加担しないためにも。──清田隆之