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本の特送便 梅書房 > 「女の痛み」はなぜ無視されるのか?
978-4-7949-7334-4 「女の痛み」はなぜ無視されるのか? 新製品
「女の痛み」はなぜ無視されるのか?
¥2,200   在庫有り
アヌシェイ・フセイン/著
堀越英美/訳

晶文社

2022年10月

教養/ノンフィクション/社会問題


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【内容】

臨床試験で女性が排除される、
コロナ禍でマイノリティの人々が受ける影響、
アメリカで中絶の権利が争点になる理由は―

著者がアメリカで出産したとき、彼女は死にかけた。

痛み止めが効いていないと訴えても無視された。痛みを証明するために手術台まで歩くように言われた。

彼女はこの医療トラウマ体験をきっかけに、女性の痛み、特に有色人種の訴えがまともに受け止められない事実を、あらゆるデータ・記事・証言をもとに執筆した。

さらにコロナ禍で女性、マイノリティの人々が受けた甚大な影響も考察する。

初期設定が男性になっている現状は、医療ケアにおいても例外ではない。
「女の痛み」が軽視されている事実と、医療ケアにおける性差別・人種差別に切り込むノンフィクション。


【目次】

日本の読者へ

本書に寄せて——ジェシカ・ヴァレンティ

はじめに


第1章 私が出会った最初のフェミニスト

第2章 バングラデシュ女子、キャピトル・ヒルに立つ——アメリカでの中絶の権利をめぐる混沌

第3章 気のせいにされる有色人種の女性の痛み

第4章 見えない症状

第5章 知られざる女性の身体

第6章 コロナ禍で妊娠するということ

第7章 代替手段の模索

第8章 自分の体の声の一番の代弁者になるには

第9章 自分の声を届ける


おわりに

謝辞

訳者あとがき

出典


【おすすめ】

「女性の痛みという概念が、世界中でどのように捉えられ、管理され、考えられているかを見れば、それは常に男性や『文化』によって定義されてきたことがわかる。多くの社会では男性による支配が続いていることから、女性の痛みや苦しみに対する世界の認識は、女性ではなく、男性によって確立されてきたのだ」(「日本の読者へ」より)

「困惑させられたのは、『女性は自分の健康や身体について決めることができない』と、いまだに世間が思い込んでいる点だ」(5章「知られざる女性の身体」より)

「私はできる限り、フェミニズムと平等主義を重んじる結婚生活を送っていた。そんな夫婦ですら、コロナは伝統的な男女の断層を露呈させた。ロックダウンで誰もが自宅で仕事をするようになれば、より稼ぎの多い人の仕事が優先されるようになる。気づけば夫は自宅のオフィスを占拠しており、私はやむをえず家庭という領域に追いやられた。まるで、1950年代の主婦みたいに」(5章「知られざる女性の身体」より)