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本の特送便 梅書房 > 七三一部隊と大学
978-4-8140-0391-4 七三一部隊と大学
七三一部隊と大学
¥3,960   在庫有り
吉中丈志/編

京都大学学術出版会

2022年4月

人文/日本史/戦争史


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【内容】

七三一部隊創設者の石井四郎を筆頭に,大学が送り出したエリート研究者たちは細菌戦と毒ガス戦のために中国・ハルピンで人体実験を行った。彼らはなぜ易々と倫理を踏み越えたか? 戦後も医学界が一様に口を閉ざす中,本書は大学所蔵資料や米軍の記録から,巻き込まれただけではない組織の姿を浮き彫りにする。歴史と倫理に向き合う意味を問う。


【目次】

はじめに

序章(吉中丈志)


第Ⅰ部

 楊彦君・譚汝謙/著 西里扶甬子/監訳
 『七三一部隊 ―悪魔の研究所,東洋のアウシュヴィッツ
 中国における日本の細菌戦 1933-45』

  はじめに

   第1章 七三一部隊の創設,拡大,終焉
   第2章 石井四郎とその信奉者
   第3章 戦後,被害者家族から聞いた話
   第4章 人体実験 七三一部隊の医の倫理と医学犯罪
   第5章 細菌戦
   第6章 調査,隠蔽,取引
   第7章 旧跡の保護と七三一部隊罪証陳列館
   終章 東のハルビン,西のアウシュヴィッツ
 
  原注
  参考文献
  年表


第Ⅱ部

 総力戦体制化と満洲国そして石井部隊〈山室信一〉

 収奪された人体
   ―満洲における医学と戦争〈末永恵子〉

 京都大学における戦時下医学研究
  ― 科学研究費交付金に見る七三一部隊を含む戦争協力の実相〈小泉昭夫〉

 陸軍軍医学校防疫研究報告から見えてくるもの〈光山正雄〉

 七三一部隊からの帰還〈二至村菁〉

 今日の医学研究倫理の位置付けと成り立ち
   ―医学研究倫理を日本に真に根付かせるには〈土屋貴志〉

 今,医の倫理を問う意味〈平岡諦〉

 日本軍遺棄化学兵器被害
   ― 中国チチハルの被害者実態調査と日中共同の医療支援〈磯野理〉

 なぜ,七三一部隊を振り返るのか
   ―戦後補償問題を通じて〈南典男〉

 ヤヌス国家イタリア
   ―過去の隠滅と忘却の果てに〈福田富夫〉

 京都帝大医学部の人骨収集と体質〈岡本晃明〉


索引

執筆者・翻訳者一覧