本の特送便 梅書房 > > 犯罪からの社会復帰を問いなおす 地域共生社会におけるソーシャルワークのかたち
978-4-8451-1633-1 犯罪からの社会復帰を問いなおす 地域共生社会におけるソーシャルワークのかたち | ||
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【内容】 刑務所に社会福祉士が配置され、各都道府県に地域生活定着支援センターが設置されるなど、 司法と福祉の距離は徐々に縮まっているように見える。 しかし、本当にそうなのだろうか? 司法と福祉とは対等に接近しているといえるのだろうか? 刑事司法ソーシャルワークの最前線で参与観察を続ける著者が、現場で見聞きした最新の知見を取り入れながら論述。 従来の「犯罪者処遇」の枠組みから、地域を基盤とした福祉的な「社会復帰支援」へのパラダイム転換を提唱。 先行研究にはない視点から、刑事司法と福祉の望ましい連携のあり方をさぐる意欲的な一冊。 |
【目次】 はじめに 第Ⅰ部 〈処遇〉から〈支援〉へのパラダイム転換 第1章 日本の犯罪の何が問題か? 1 少子超高齢社会における日本の犯罪動向 2 増加を示す再犯と刑事司法と福祉の連携 3 貧困・社会的排除のスパイラルと犯罪 第2章 誰の、何のための社会復帰か? 1 社会からみたリスク?/当事者からみた社会復帰? 2 社会復帰ということばの意味 3 政策形成過程における社会復帰――国会会議録のテキスト分析から 4 犯罪からの社会復帰のあり方を問う 第3章 再犯防止が社会復帰を妨げる? 1 安全で安心して暮らせる社会の実現を推進する? 2 目標としての社会復帰、目的としての再犯防止? 3 刑事司法と福祉のジレンマ 4 福祉的支援とその資格化 5 再犯防止という新たな苦痛 第4章 ただ生きるための犯罪? 1 ある出所者の生活史 2 犯罪の要因としての貧困・社会的排除、結果としての貧困・社会的排除 3 再犯防止で再犯を減らすことはできない 第Ⅱ部 地域で支える住まいと暮らし 第5章 地域のなかに生活の拠点を構える 1 生活の基盤としての「住まい」 2 地域生活を支えるための4つのステージ 3 「住まう」場としての地域コミュニティの役割 第6章 出所者の「住まう」を支える 1 なぜ、出所者の「住まう」について考える必要があるのか? 2 刑事司法が「住まい」を支える 3 福祉が「住まう」を支える 4 「住まう」を支えるために必要な支援 第7章 地域における出所者支援の最前線 1 出所者に特化した伴走型支援のパイオニア ――認定特定非営利活動法人静岡司法福祉ネット明日の空 2 存在の支援――特定非営利活動法人ささしまサポートセンター 3 地域における〈隣人〉支援――株式会社N 終 章 地域共生社会時代のソーシャルワーク 1 その存在を承認するということ 2 犯罪から離脱するためのモデル? 3 地域共生社会というコンセプト 4 犯罪からの社会復帰とは? あとがき 参照文献 |