978-4-86182-689-4 アメリカ侵略全史 第2次大戦後の米軍・CIAによる軍事介入・政治工作・テロ・暗殺 | ||
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【内容】 いかに米国は、世界の人々の“希望”を圧殺してきたか? クーデター、社会不安定化、選挙工作、死の部隊、虐殺者の養成、拷問、洗脳、テロ、暗殺、麻薬密売、拉致、盗聴…… 本書は、米国で「最も検閲を受けたジャーナリスト」と言われる著者ウィリアム・ブルムが、50年近くにわたって綿密に調べ上げた、米国による第2次大戦以降の侵略行為の包括的な歴史である。 ここには、米国が「民主主義」の名のもとに、世界の“民主主義の希望”を、いかに残虐な方法で圧殺してきたかが、完膚なく明らかにされている。他に類のない書として、世界10カ国で翻訳刊行され、米国の真の姿を知るための基礎資料として、高い評価を得ている。 |
【目次】 [新版への序文]アメリカは常に「敵」を求めている─ ―共産主義者からジハーディストヘ、そして…… [序文]第二次大戦後、米国は世界の人々に何をしてきたのか? 第1章 中国 1945年~1960年代─ ─毛沢東は、パラノイアに冒されていただけなのか? 第2章 イタリア(1)1947~1948年─ ─ハリウッド・スタイルの自由選挙 第3章 ギリシャ(1)1947年~1950年代初め─ ─誕生した“民主主義国家”が、“雇われ国家”に変貌するまで 第4章 フィリピン 1940年代~1950年代─ ─アメリカの最も古い植民地 第5章 朝鮮 1945~1953年─ ─事態は見えていたままのものだったのだろうか? 第6章 アルバニア(1)1949~1953年─ ─由緒正しき英国人スパイ 第7章 東ヨーロッパ 1948~1956年─ ─「オペレーション・スプリンター・ファクター」 第8章 ドイツ 1950年代─ ─青少年の非行からテロリズムまで、何でもあり 第9章 イラン 1953年─ ─「王の中の王」の安全を求めて 第10章 グアテマラ(1)1953~1954年─ ─世界が見ている目の前で 第11章 コスタリカ(1)1950年代半ば─ ─同盟者の追放計画・パートⅠ 第12章 シリア 1956~1957年─ ─新しい政府を購入する 第13章 中東 1957~1958年─ ─アイゼンハワー・ドクトリンが、“米国の裏庭”をもう一つ要求する 第14章 インドネシア(1)1957~1958年─ ─戦争とポルノグラフィー 第15章 西ヨーロッパ 1950年代~1960年代─ ─前線のなかの前線のなかの前線 第16章 英領ギアナ 1953~1964年─ ─CIAの国際労働組合マフィア 第17章 ソヴィエト連邦 1940年代後半~1960年代─ ─スパイ飛行から書籍出版まで 第18章 イタリア(2)1950年代~1970年代─ ─ローマ・カトリック枢機卿による孤児たちとテクノ・ファシズムの支援 第19章 ベトナム 1950~1973年─ ─「ハーツ&マインズ」をめぐるサーカス 第20章 カンボジア 1955~1973年─ ─シハヌーク殿下の中立主義 第21章 ラオス 1957~1973年─ ─秘密軍隊 第22章 ハイチ(1)1959~1963年─ ─海兵隊、再び上陸 第23章 グアテマラ(2)1960年─ ─素敵なクーデターのご褒美に、もう一つクーデターを 第24章 フランス/アルジェリア 1960年代─ ─L'etat, c'est la CIA(国家、それはCIA) 第25章 エクアドル 1960~1963年─ ─汚い策略の教科書 第26章 コンゴ 1960~1964年─ ─「アフリカの希望」の抹殺 第27章 ブラジル 1961~1964年─ ─「死の部隊」による“素晴らしい新世界”へようこそ 第28章 ペルー 1960~1965年─ ─「フォート・ブラッグ」、ジャングルへ 第29章 ドミニカ共和国 1960~1966年─ ─共産主義の脅威から民主主義を守るために、民主主義を破壊する 第30章 キューバ 1959年~1980年代─ ─許されざる革命 第31章 インドネシア(2)1965年─ ─スカルノ大統領と五〇万人を……片付ける 第32章 ガーナ 1966年─ ─クワメ・エンクルマの戦線離脱 第33章 ウルグアイ 1964~1970年─ ─拷問──アップルパイと同じくらい米国的なこと 第34章 チリ 1964~1973年─ ─“鎚と鎌のシンボル”が、おでこに焼印された子どもたち 第35章 ギリシャ(2)1964~1974年─ ─「お前らの議会も憲法も、クソ食らえだ」と米大統領は罵った 第36章 ボリビア 1964~1975年─ ─クーデターのメッカで、チェ・ゲバラを処刑する 第37章 グアテマラ(3)1962年~1980年代─ ─知られざるもう一つの「最終解決」 第38章 コスタリカ(2)1970~1971年─ ─同盟者の追放計画・パートⅡ 第39章 イラク(1)1972~1975年─ ─秘密工作を布教活動と混同してはならない 第40章 オーストラリア 1973~1975年─ ─また一つ、自由選挙が挫折した 第41章 アンゴラ 1975年~1980年代─ ─超大国と超大国によるポーカーゲーム 第42章 ザイール 1975~1978年─ ─モブツとCIA──天国での結婚 第43章 ジャマイカ 1976~1980年─ ─キッシンジャーの最後通牒 第44章 セーシェル 1979~1981年─ ─もう一つの最重要戦略地域 第45章 グレナダ 1979~1984年─ ─“嘘つき”──ワシントンの数少ない成長産業 第46章 モロッコ 1983年─ ─卑劣なビデオ 第47章 スリナム 1982~1984年─ ─再び、キューバの悪鬼 第48章 リビア 1981~1989年─ ─ロナルド・レーガン、好敵手を得る 第49章 ニカラグア 1978~1990年─ ─真綿で首を絞めるような不安定化工作 第50章 パナマ 1969~1991年─ ─我らが麻薬提供者への裏切り工作 第51章 ブルガリア/アルバニア(2)1990~1991年─ ─共産主義者に民主主義の神髄を教える 第52章 イラク(2)1990~1991年─ ─砂漠のホロコースト 第53章 アフガニスタン 1979~1992年─ ─アメリカによるジハード 第54章 エルサルバドル 1980~1994年─ ─ワシントン・スタイルの人権 第55章 ハイチ(2)1986~1994年─ ─誰がこの男を取り除いてくれるか? 第56章 アメリカ 1992年~現在─ ─冷戦の終結と“新たな冷戦” 補章 他のアメリカによる侵略の一覧 1945年~現在─ ─もうあなたの国にも訪れている…… [付録1]CIAからの資金の流れ [付録2]第二次大戦以前の米国による軍事行使 1798~1945年─ ─「米国市民を守り、米国の権益を増進するために……」 [付録3]アメリカによる暗殺計画 1949~2003年─ ─「国家間には文明的な振舞いが期待される……」 |
【おすすめ】 史上最悪の“ならず者国家”は米国だ! 暗黒の歴史のすべてを暴いた“全世界で唯一の書”世界10カ国で翻訳刊行 オリバー・ストーン(映画監督) 「米国の〈民主主義神話〉を徹底的に粉砕する“爆弾”! 私が米国を考察する基礎資料だ。あなたには読む勇気があるか?」 ノーム・チョムスキー(言語学者) 「史上最悪の“テロ国家”“ならず者国家”が米国であることを明らかにした書。政治学者の誰もが書けなかった、後世に残る真の米国外交史!」 |