本の特送便 梅書房 > > 令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題
978-4-87154-192-3 令和のローカルメディア 防災・関係人口拡大に向けた課題 | ||
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【内容】 全国各地のローカルメディアは、3.11からコロナ危機までの間、防災・人口拡大にどう取り組みどこに向かおうとするのか。その可能性を探る画期的労作。 |
【目次】 第1章 立ちすくむ地方紙―未来を引き寄せるために はじめに ① ローカルメディアはネット社会とともに ネット草創期を振り返る 縮む新聞―地方紙の苦境 「新聞」から解決策は生まれない ② 地方新聞社の新展開 メディアプラットホームのすすめ 古くて新しい問題「ハイパーローカル」 参加型メディアであること 「上から目線」は最悪の禁じ手 ③ 静岡新聞社の挑戦 画期的な「イノベーションリポート」 シリコンバレーが改革の機運つくる 大石前社長へのインタビュー ④ ローカルメディアの手掛かりはどこに? イメージは「メディア・ビオトープ」 地方新聞社ならではの資源 古民家再生とローカルメディア 第2章 CATVはどこへ向かうのか ―業界再編が進む中で地域密着志向の独立系CATV局の目指すもの はじめに ① CATV局による自主放送 地域の情報を伝えるコミュニティチャンネル コミュニティチャンネルの運営委託 ② 大都市圏の独立系CATV局の現状 KCNグループの各局 地域に密着した番組制作を目指して KCNグループの今後の課題 ③ 開局から半世紀を迎えた老舗CATV局の現状 世帯加入率9割以上のLCV コミュニティチャンネルの重視 LCVの今後の課題 ④ 他局とのつながりを通した事業展開の可能性 地上波民放2局の宮崎で誕生したBTV 海外の放送局との交流を通して ⑤ インフラビジネスからコンテンツビジネスへの回帰 ニュース報道に取り組む中海テレビ放送 米子をハブにした情報配信 中海テレビ放送の新たな挑戦 第3章 コミュニティFMの変遷① ―災害時の役割をめぐって はじめに ① 阪神・淡路大震災をきっかけに誕生した「FMわぃわぃ」 ② 中越地震、中越沖地震の災害放送 臨災局をきっかけに全国初のコミュニティFM局の開局 コミュニティFM局から臨災局へ ③ 3.11で数多く誕生した臨災局 コミュニティFM局による災害放送 臨災局の開局支援 ④ 熊本地震の災害放送 災害時に市民に聴かれるための平時の放送 総合通信局による臨災局支援と残された課題 第4章 コミュニティFMの変遷② ―地域づくりの役割をめぐって はじめに ① 21世紀の沖縄における開局ラッシュ 県庁所在地に誕生した2局目のコミュニティFM局 人の繋がりを通した新たな開局 ② おらが街のコミュニティFM局 聴取率83.7%のコミュニティFM局 地域に密着した様々な取り組み ③ 観光協会が運営するコミュニティFM局 オフトーク通信に代わる町民参加型メディアとして 第三セクターに代わる公設民営局 ④ 離島でのコミュニティFM局開局 苦戦するNPOによる開局 CATV局による開局 ⑤ 近年開局したコミュニティFM局の運営方式 「きらら方式」による開局 「京都三条ラジオカフェ」をモデルに開局 コミュニティFM局にとってベストの運営方式とは 第5章 新たなウェブメディアの潮流 ―地域のウェブメディアはこれからどう発展していくのか はじめに ① 自由なメディア論が地域を耕す 既存メディアにとってのヒントも 東日本大震災をきっかけに ローカル由来のウェブメディアを支える人・ヒト・ひと ② 西東京をカバーする「ひばりタイムス」 自然体で地域のテーマを追う 事実を伝えることの難しさ。地域のリアリティを踏まえて模索 メディアOBがローカルメディアを立ち上げるとき ③ メディアの現場を拡張する「TOHOKU360」 参加と連携が最大のエネルギー 試行錯誤が続く参加の仕組みづくり 地域メディアの目標は「地域連携」 第6章 地域映像祭の動向 ―その課題と展望 はじめに ① 市民映像のハブとしての東京ビデオフェスティバル TVF2021に応募された映像 TVFの42年と市民映像作家たち 市民映像が向き合った地域の課題 ① TVFの初期の動向と市民映像作家たちの課題 ②過疎化と高齢化に向かい合った映像作品 ③ 地域で発生した困難を地域だけの問題にしない ② 今日の地域映像祭での地域づくりにつながる取り組み、そこで生まれる映像作品 地域の魅力と場所の力 地域と映像制作の新しい関係 市民映像のハブとしての映像祭 第7章 自治体広報の新たな展開 ―防災、シティプロモーションに向けて はじめに ① 大規模災害時の被災地での自治体広報 東日本大震災での対応 熊本地震での対応 ② シティプロモーションに向けた自治体広報 首都圏、関西圏でのフリーペーパーの発行 県域民放局に代わる地域映像配信を目指して 第8章 市民メディアの現場は今 ―SNS全盛期における市民メディアの活動の担い手の現状 はじめに ① かつての市民映像の作り手は今 各地の市民映像祭 地域の映像の作り手がつながるビデオサークル 若い世代の市民映像制作者を育てるために ② ミニコミの現状 人と地域をつなぐミニコミ 地域のモノを届けるミニコミ ③ 市民ラジオの取り組み ④ 広がる市民のトーク空間 地域で開催される多様な市民講座 市民が対話する哲学カフェ ⑤ インターネット放送によるトークライブ配信 商店街のインターネット放送局 コミュニティFM局に代わるインターネット放送局として 終 章 防災と関係人口拡大に向けた ローカルメディアの課題のまとめ |