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本の特送便 梅書房 > 「沖縄人スパイ説」を砕く 私の沖縄戦研究ノートから
978-4-87498-726-1 「沖縄人スパイ説」を砕く 私の沖縄戦研究ノートから 新製品
「沖縄人スパイ説」を砕く 私の沖縄戦研究ノートから
¥1,540   在庫有り
大城将保/著

高文研
2020年6月
教養/ノンフィクション


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【内容】

県民の四人に一人が犠牲となった沖縄戦から75年。本土決戦への時間稼ぎとして防衛隊、学徒隊、青年義勇隊など沖縄の住民が根こそぎ前線へ動員された極限の地上戦でした。敗走を繰り返す中、「沖縄人がスパイを働いたから友軍は負けた」――と、日本軍が流した「沖縄人スパイ説」。

敗戦の責任を罪も無い住民に転嫁しようとしたデマは現在も消えることはなく、沖縄の人たちを傷つけ苦しめています。

本書は、現在も多くの「犠牲」を強いられてる沖縄県民に向けられたその汚名(悲劇、差別)を晴らし、沖縄県民の名誉のためにも、「沖縄人スパイ説」の真相を、戦争の記憶を胸に刻む最後の世代といえる沖縄戦研究者・作家の大城さんが検証し、打ち砕きます。


【目次】

第Ⅰ部 沖縄戦はどんな戦争だったのか

   1太平洋戦争と全島要塞化
   2防衛隊・学徒隊・義勇隊
   3沖縄戦の経過
    ①米軍の沖縄攻略作戦
    ②沖縄本島上陸作戦
    ③北部・離島の戦況
    ④中部戦線の激闘
    ⑤地獄図の南部戦線


第Ⅱ部「沖縄人スパイ説」を砕く
   *「沖縄人スパイ説」の復活
   *日本軍による住民虐殺事件24例
   *「沖縄人スパイ説」の現場
   *誰が「スパイ説」を全国に流したのか
   *大田司令官最後の電文「沖縄県民カク戦ヘリ」
   *「沖縄人スパイ説」の源流
   *沖縄系二世通訳兵たちが果たした役割


第Ⅲ部 沖縄戦の研究ノートから
   *「万国津梁の鐘」に刻まれた22の弾痕
   *「鉄の暴風」の光景
   *ソテツ地獄
   *反戦歌「艦砲ぬ喰ぇ残さー」
   *島田県知事と「台湾米」のナゾ
   *泉県知事の「汚名」の真相
   *戦前の本土役人が描いた「沖縄人像」
   *「従軍慰安婦」問題の現場から
   *戦艦大和はなぜ出撃したのか


エピローグ=「沖縄の心」とは