本の特送便 梅書房 > > コスタリカ 「純粋な人生」と言いあう平和・環境・人権の先進国
978-4-87498-862-6 コスタリカ 「純粋な人生」と言いあう平和・環境・人権の先進国 | ||
¥1,980 | ||
|
||
お問合せ・ご注文 口コミを見る(0) |
【内容】 コスタリカを知れば希望が湧いてくる! コスタリカは一つの国として平和のモデルを示した。軍隊を完全になくし、もめ事は武力や威嚇でなく穏やかな交渉で解決する。しかも一国のみの平和に甘んじるのでなく、世界に平和を輸出している。平和国家の具体的な見本だ。 平和は単なる理想ではない。平和は現実である。それを地で行くのがコスタリカだ。コスタリカが見本を示した非武装国家は、その後、パナマやハイチなどにも広がった。今や世界の20か国以上が軍隊を持たない。コスタリカが主導した国連核兵器禁止条約は、2021年に発効した。 本書は、中米の「小国」の選挙システムや憲法法廷、教育・医療制度、環境保護活動などを紹介しながら、自由と民主主義、人権「大国」で育まれる人びとの意識を探る。そして、平和を少しずつ目に見える形にしているコスタリカにならい、日本の憲法9条をただ持っているだけでなく、9条を活かして世界に平和を広める努力を提言する。 |
【目次】 序 章 知ってますか? 軍隊を持たない国 *平和を創造する国 *実現したカントの夢 *兵舎を博物館にしよう *攻められない国づくり 第1章 平和、民主主義、人権大国 1 純粋な人生~コスタリカとの出会い *あなたは大切な人だ *銃をとる国と鉛筆を持つ国 *中米のスイス *優しさこそコスタリカのゆえん *大切でない人間は一人もいない *純粋な人生 2 「平和の輸出」を実践 *国連核兵器禁止条約を主導 *積極的非武装中立宣言 *ノーベル平和賞を受賞 *平和の輸出 *日本にふさわしい国際貢献 *最も良い防衛手段は防衛手段を持たないこと *被爆国日本の役割 *日本とコスタリカにノーベル平和賞を 3 民主主義の現場を見る *「個人の平和」が原点 *政治家を疑え *あけっぴろげな国会 *子どもも法律を提案できる *国会議員は連続再選禁止 *国会議員の半分が女性 *子どもの模擬投票 *子どもが選挙ボランティア *民主主義の五要素 4 自立のための教育 *兵士の数だけ教師をつくろう *教育の目標は本人が幸せであること *小学生も落第する *図書館は幸せへの道 *一人ひとり違うことを理解する *刑務所が子ども博物館に *幼稚園から平和教育 *国歌で称えるのは労働と平和 5 小学生も違憲訴訟――人権国家 *大学生が大統領を憲法違反で訴えて勝った *小学生も違憲訴訟する *愛される権利 *憲法裁判所 *もしもし憲法違反です *人権は守られなければならない *平和の権利 *刑務所にホットライン 第2章 人間にも自然にも優しい環境と社会 1 環境の平和 *ナマケモノや幻の鳥に出会う *エコツーリズム発祥の地 *平和から自然保護へ *大統領をやめ環境保護に *平和と空気を輸出する *自然エネルギー大国 *原発など必要ない *世界初の気候変動目標 2 北欧並みの社会保障 *コロナとの闘い *現場を指揮した最前線の医師 *中南米であげた最高の成果 *医療は無料 *社会保障で競い合う政党 3 コーヒーが奏でた歴史 *資源がなくて幸いだった *コーヒーがもたらした繁栄 *自由を掲げる独裁者 *平等な社会が根づく *小さな蚊になって 4 みんなコスタリカを目指す *幸福度世界一 *工業化がもたらす不平等 *天国ではない *我々は存在する *たくましき女性たち *難民すべてを受け入れた *米国人も日本人も移住 第3章 もっと深く知ろう、コスタリカ 1 軍隊を廃止した背景 *武装蜂起 *次々に約束破り *平和憲法の誕生 *軍隊はクーデターのもと 2 選挙最高裁判所は民主主義の砦 *第四権力 *デモの組織の仕方まで教育 *民主主義の日 3 国連平和大学で授業を受けた *世界50か国の学生が学ぶ *日本人の留学生 *私が受けた授業 4 憲法を活用する憲法法廷 *国民が気軽に憲法を使う *訴えた最年少は4歳 *図書館に飾ってあるようなものだった 5 国立歴史博物館の展示から *我々を導く星 *先住民とスペイン人の争い *自由主義と近代化 *今日の問題を指摘 終 章 日本への教訓 *日本をこんな国にしよう *攻められたらどうする *米国従属からの脱却 *日本の裁判システムを変えよう *社会変革の方程式 *九条の会 *コスタリカと連携して あとがき |