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本の特送便 梅書房 > 宗教・カルト・法 旧統一教会問題と日本社会
978-4-87498-895-4 宗教・カルト・法 旧統一教会問題と日本社会 新製品
宗教・カルト・法 旧統一教会問題と日本社会
¥2,200   在庫有り
島薗 進/著
田中 優子/著
岡田 真水/著
八木 久美子/著
駒村 圭吾/著
櫻井 義秀/著
釈 徹宗/著
小原 克博/著
原 敬子/著
若松 英輔/著
井上 まどか/著
平藤 喜久子/著
金塚 彩乃¥/著

高文研

2024年10月

社会/社会問題


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【内容】

宗教と“カルト”の境界線は?
宗教は“法”で規制できるのか?

13人の識者が紡ぐ徹底討論が、読者を“観客”から“当事者”へと引き込む。


【目次】

はじめに──問われる宗教と〝カルト〟の境界 鎌倉英也

第Ⅰ章 宗教と家庭・性(ジェンダー)・子ども

旧統一教会が力点を置く「家庭」
浮かび上がる女性への蔑視
宗教は女性を抑圧するのか
「宗教二世」子どもへの強制を問う
イスラム教における女性の位置
「ジェンダー・フリー」を妨げるもの
平等性の確保のために

岡田真水の軌跡と宗教 岡田行弘


個人と共同体のメカニズムについて考える 釈 徹宗

宗教(わたしたち)と教団(あなたたち) 原 敬子

イスラムは性役割をどう論じるか 八木久美子



第Ⅱ章 「信教の自由」と法規制

旧統一教会問題から考える法と政治
宗教問題に法は有効なのか
──「宗教法人法」と「法人寄附不当勧誘防止法」

はじめて行使された「質問権」
「配慮義務」で問われたマインド・コントロール
ピンポイントすぎる「法人寄附不当勧誘防止法」
あいまいな「認証」と「解散命令請求」

日本国憲法が意図する「信教の自由」と「政教分離」
日本社会のコミュニティが陥った機能不全
「霊感」「霊性」「スピリチュアリティ」をどう捉えるか

フランス「セクト規制法」と日本のあり方
弱者を守る「セクト規制法」の思想
「個人」の尊重と「中間団体」の役割
アメリカ的「宗教的マイノリティ」保護が移入された敗戦後の日本
宗教を「権威」のために利用してきた日本の歴史
「自己責任」「自助」の対極にある思想

なぜ「信教の自由」と「政教分離」は結びつくのか
国家神道・家父長制との決別を謳った日本国憲法
「宗教団体」と「政党」の癒着を生み出す共通性

「個人」の側に取り戻すべき宗教と社会
法規制の前に必要な「社会的領域」からの批判

フランス「セクト規制法」二〇二四年の改正問題 金塚彩乃
「信教の自由」と「良心の自由」 小原克博
「解散命令請求」の憲法論 駒村圭吾
分かり合えないもの同士で対話は可能か? 櫻井義秀

祈りと宗教の乖離 田中優子



第Ⅲ章 「宗教リテラシー」を高めるために

「宗教リテラシー」とは何か
問われる宗教教育の現場
ロシアでは宗教をどう教えているのか

欧米諸国の宗教教育事情
「わからない」ことを尊重する

日本における「宗教リテラシー」の歴史

「陰謀論」とIT時代の「宗教リテラシー」


「人権教育」と「宗教文化教育」のあいだ 井上まどか
ポップカルチャー×神話×宗教リテラシー 平藤喜久子
宗教の本義を考える 若松英輔


むすびにかえて──宗教集団による人権侵害と「信教の自由」 島薗 進