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本の特送便 梅書房 > 大陸を駆ける十字架 日中戦争・アジア太平洋戦争を生きた女の日記
978-4-87498-899-2 大陸を駆ける十字架 日中戦争・アジア太平洋戦争を生きた女の日記 うれすじ
大陸を駆ける十字架 日中戦争・アジア太平洋戦争を生きた女の日記
¥2,200   在庫有り
松沢 直樹/著

高文研

2024年11月28日

児童/読み物/高学年向け


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【内容】

アサエさんは福岡県・久留米市の紡績会社の勝気で活発なお嬢さま。

父親がたくらむ財閥の跡継ぎとの“政略結婚”にがまんができないアサエさんは、勉強のためにとドイツ・ベルリンへ旅立ちます。

そこで出会ったのが、生涯の伴侶となる呉一さんでした。

二人は日中戦争・アジア太平洋戦争などの時代の荒波に翻弄されながら、力を合わせて生きていきます。


【目次】

ベルリン

出会い

満州へ

満州の大地で

朝鮮へ

久留米へ

敗戦

あとがき


【おすすめ】

祖母のアサエさんは、「韓国併合」の年の1910年、久留米の紡績会社を経営する家に長女として生まれました。

アサエさんのお兄さんが幼くして亡くなったために、経営者である父親はアサエさんを財閥の跡継ぎ息子に嫁がせ、会社の安泰を図ろうとします。

幼い頃から活発で自立心の強かったアサエさんは、父が勧める“政略結婚”に抗い、ドイツで新しい技術を学ぶことを条件にベルリンへ旅立ちます。

留学先のベルリンの大学で出会ったのが、生涯の伴侶となる呉一さんでした。

その後、二人は満州・朝鮮、そしてアサエさんの実家のある久留米へと時代の荒波──日中戦争・アジア太平洋戦争──に翻弄されながらも、力を合わせて生きていきます。


本書は、「比翼(ひよく)の鳥、連理(れんり)の枝」の絆で結ばれた夫婦の足跡を追いながら、あわせて、大日本帝国の版図に組み入れられた満州・朝鮮で二人が見たもの、満州事変、日中全面戦争の側面を描いています。