本の特送便 梅書房 > > 大陸を駆ける十字架 日中戦争・アジア太平洋戦争を生きた女の日記
978-4-87498-899-2 大陸を駆ける十字架 日中戦争・アジア太平洋戦争を生きた女の日記 | ||
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【内容】 アサエさんは福岡県・久留米市の紡績会社の勝気で活発なお嬢さま。 父親がたくらむ財閥の跡継ぎとの“政略結婚”にがまんができないアサエさんは、勉強のためにとドイツ・ベルリンへ旅立ちます。 そこで出会ったのが、生涯の伴侶となる呉一さんでした。 二人は日中戦争・アジア太平洋戦争などの時代の荒波に翻弄されながら、力を合わせて生きていきます。 |
【目次】 ベルリン 出会い 満州へ 満州の大地で 朝鮮へ 久留米へ 敗戦 あとがき |
【おすすめ】 祖母のアサエさんは、「韓国併合」の年の1910年、久留米の紡績会社を経営する家に長女として生まれました。 アサエさんのお兄さんが幼くして亡くなったために、経営者である父親はアサエさんを財閥の跡継ぎ息子に嫁がせ、会社の安泰を図ろうとします。 幼い頃から活発で自立心の強かったアサエさんは、父が勧める“政略結婚”に抗い、ドイツで新しい技術を学ぶことを条件にベルリンへ旅立ちます。 留学先のベルリンの大学で出会ったのが、生涯の伴侶となる呉一さんでした。 その後、二人は満州・朝鮮、そしてアサエさんの実家のある久留米へと時代の荒波──日中戦争・アジア太平洋戦争──に翻弄されながらも、力を合わせて生きていきます。 本書は、「比翼(ひよく)の鳥、連理(れんり)の枝」の絆で結ばれた夫婦の足跡を追いながら、あわせて、大日本帝国の版図に組み入れられた満州・朝鮮で二人が見たもの、満州事変、日中全面戦争の側面を描いています。 |