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978-4-9910221-9-7 日本国民のための愛国の教科書 | ||
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【内容】 『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会、2013年)でサントリー学芸賞受賞の著者が、中学生からお年寄りまですべての〈日本人〉に送る、愛国心をめぐる7つのレッスン。 |
【目次】 レッスン1 愛国心を持つことは自然なことか (1)烈女・畠山勇子 (2)武士道の変遷 (3)明治の日本人と愛国心 (4)愛国心の教育 (5)〈国民〉は想像の共同体 レッスン2 国を愛することは簡単なことか (1)「愛国」の起源 (2)パトリオティズムとは何か (3)ナショナリズムとは何か (4)ナショナリズムの影響を受けたパトリオティズム (5)近代日本の「忠君愛国」 (6)なぜ国を愛するのか (7)「自分の国」という宿命 (8)「日本バカ」に足りないもの レッスン3 国のために尽くすことは正しいことか (1)国への忠誠心 (2)ハーシュマンの理論 (3)沈黙しない忠誠心 (4)日本人の「離脱」と「発言」 (5)ナチスドイツ下の「離脱」と「発言」 (6)「不満があるなら日本から出て行け」 (7)国家とはどのような存在なのか レッスン4 国をどのように誇りに思うべきか (1)イギリス人の誇りとドイツ人の誇り (2)自己欺瞞のワナ (3)ナショナリズムVS.歴史の真実 (4)歴史学は有害なのか (5)批判の作法 (6)批判的愛国者のすすめ レッスン5 愛すべき〈祖国〉とは何か (1)〈祖国〉の復習 (2)「日本」とは何か (3)頭の中の「国境線」 (4)伸縮可能な〈祖国〉 レッスン6 愛国心の落とし穴とは何か (1)「やっぱり」の誘惑 (2)儀礼の効用 (3)「自分たち」とそれ以外 (4)民衆扇動の見分け方 (5)個人主義的愛国心 レッスン7 愛国者の覚悟とは何か (1)他人はともかく自分は (2)再び、畠山勇子について (3)「日本人で良かった」? (4)日本人に冷たい日本人たち (5)ぬくぬくナショナリズム (6)日本以外のもうひとつの視点 (7)愛国を超えて 読書案内 あとがきにかえて |