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9784000221009 阿片帝国日本と朝鮮人 | ||
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【内容】 満洲から華北,ロシア沿海州まで席巻し,帝国日本の脆弱な経済基盤を下支えした〈麻薬〉.その流通販売の末端には,移民として東北アジア全域に渡った朝鮮人たちがいた.彼らは何故麻薬を売らねばならなかったのか.未だ不明点の多い朝鮮人密売者の丹念な調査を通じ,植民地経済が広範に生み出した歪みを浮かび上がらせる. |
【目次】 まえがき 序 論 第一章 二〇世紀前半における日本のアヘン政策 一 日本のアヘン政策の背景 二 日中戦争以前の日本のアヘン政策 三 日中戦争勃発以後におけるアヘン政策の拡大 四 小結――日本によるアヘン政策の性格 第二章 中国における麻薬拡散と日本 一 中国における麻薬拡散の背景 二 日本の麻薬製造及び密輸出の拡大 三 麻薬拡散に対する日本政府の対応及びその責任 四 小結 第三章 朝鮮における日本のアヘン政策 一 日本の朝鮮・麻薬供給地化構想 二 第一次大戦終結後における朝鮮内麻薬消費の増加 三 満洲事変勃発以後におけるアヘン供給地としての役割の増大 四 小結 第四章 在満朝鮮人のアヘン・麻薬密売 一 朝鮮人の満洲移住とその実態 二 アヘン・麻薬と在満朝鮮人の活動 三 満洲国のアヘン専売実施と密売問題 四 朝鮮人のアヘン・麻薬密売と満洲国の対策 五 小結 第五章 華北移住朝鮮人によるアヘン・麻薬の密売 一 日中戦争期日本の華北アヘン政策 二 華北移住朝鮮人とアヘン・麻薬密売 三 小結 第六章 ロシア移住朝鮮人とアヘン 一 ウスリースク市付近における朝鮮人のアヘン生産の背景 二 朝鮮人のアヘン生産及び密売 三 朝鮮人社会とアヘンとの関係 四 小結 結 論 注 参考文献 解 説(小林元裕) 訳者一覧 索 引 |
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