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本の特送便 梅書房 > 阿片帝国日本と朝鮮人
9784000221009 阿片帝国日本と朝鮮人
阿片帝国日本と朝鮮人
¥5,940   在庫有り
朴橿/著
小林元裕/訳
吉澤文寿/訳
権寧俊/訳

出版社名  岩波書店
出版年月  2018年3月
頁数・縦  221,4P 22cm
人文/日本史/日本近代史


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【内容】

満洲から華北,ロシア沿海州まで席巻し,帝国日本の脆弱な経済基盤を下支えした〈麻薬〉.その流通販売の末端には,移民として東北アジア全域に渡った朝鮮人たちがいた.彼らは何故麻薬を売らねばならなかったのか.未だ不明点の多い朝鮮人密売者の丹念な調査を通じ,植民地経済が広範に生み出した歪みを浮かび上がらせる.


【目次】

まえがき

序 論

第一章 二〇世紀前半における日本のアヘン政策
 一 日本のアヘン政策の背景
 二 日中戦争以前の日本のアヘン政策
 三 日中戦争勃発以後におけるアヘン政策の拡大
 四 小結――日本によるアヘン政策の性格

第二章 中国における麻薬拡散と日本
 一 中国における麻薬拡散の背景
 二 日本の麻薬製造及び密輸出の拡大
 三 麻薬拡散に対する日本政府の対応及びその責任
 四 小結

第三章 朝鮮における日本のアヘン政策
 一 日本の朝鮮・麻薬供給地化構想
 二 第一次大戦終結後における朝鮮内麻薬消費の増加
 三 満洲事変勃発以後におけるアヘン供給地としての役割の増大
 四 小結

第四章 在満朝鮮人のアヘン・麻薬密売
 一 朝鮮人の満洲移住とその実態
 二 アヘン・麻薬と在満朝鮮人の活動
 三 満洲国のアヘン専売実施と密売問題
 四 朝鮮人のアヘン・麻薬密売と満洲国の対策
 五 小結

第五章 華北移住朝鮮人によるアヘン・麻薬の密売
 一 日中戦争期日本の華北アヘン政策
 二 華北移住朝鮮人とアヘン・麻薬密売
 三 小結

第六章 ロシア移住朝鮮人とアヘン
 一 ウスリースク市付近における朝鮮人のアヘン生産の背景
 二 朝鮮人のアヘン生産及び密売
 三 朝鮮人社会とアヘンとの関係
 四 小結

結 論


参考文献
解 説(小林元裕)

訳者一覧
索 引


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