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本の特送便 梅書房 > 学童集団疎開 受入れ地域から考える
9784000292085 学童集団疎開 受入れ地域から考える 新製品
学童集団疎開 受入れ地域から考える
¥2,592   在庫有り
一條三子/著
岩波書店
2017年10月
教養/ノンフィクション


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【内容】

子どもたちの悲惨な戦争体験として語られてきた学童集団疎開。しかし、受入れ地域からはまた別の側面が見える。県別に割り当てられた四〇万人もの学童、決定から最初の受入れまでわずか一カ月余、宿舎や食糧の工面、激化する戦争と軍事施設までもの疎開…。埼玉県公立高校の郷土部の調査を契機に、地域全体が戦時体制に巻き込まれる状況を明らかにした、新たな観点からの学童疎開史。


【目次】

序 章 なぜ疎開受入れ地域に注目するか

第一章 学童疎開に到る道
 1 疎開政策と東京都
 2 割り当てられた側の事情
 3 国土計画と疎開

第二章 決定から二カ月半での大移動―― 一九四四年六月末~九月
 1 縁故か集団か,ただちに決断せよ
 2 翻弄される受入れ県
 3 公平性を最優先した埼玉県

第三章 遠足気分の出発,激化しゆく空襲―― 一九四四年九月~一九四五年三月
 1 「適切ナラザル」宿舎
 2 疎開地における教育
 3 冬季対策
 4 疎開地にしのびよる「戦争」

第四章 飢えの苦しみと敗戦,そして―― 一九四五年四月~戦後
 1 疎開強化と学寮の再編成
 2 重要機能を失った「重要都市」
 3 地域社会戦時体制の確立
 4 敗戦,そして引揚げ

終 章 戦争と地域社会


あとがき
主な参考文献