本の特送便 梅書房 > > 「慰安婦」問題を/から考える 軍事性暴力と日常世界
9784000610056 「慰安婦」問題を/から考える 軍事性暴力と日常世界 | ||
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【内容】 一九九一年の金学順さんのカミングアウトから二十余年、「慰安婦」の存在を否定し問題の矮小化をはかる動きが再び猖獗を極めている。強制性の有無をめぐる恣意的な議論に対し様々な角度から論駁するとともに、「慰安婦」制度が戦時下の極限状況ではなく、日本や植民地における日常世界の中でつくり出されたものであることを歴史的に検証する。 |
【目次】 第1編 軍事性暴力から日常世界へ/日常世界から軍事性暴力へ 軍事性暴力から日常世界へ 日常世界から軍事性暴力へ 第2編 現代社会、歴史学、歴史教育―いまに続く植民地主義 「失われた二〇年」の「慰安婦」論争 ―終わらない植民地主義 一九九〇年代からの歴史教育論争 ―学校教育は「慰安婦」問題にいかに向き合ってきたか 沖縄で教える、考える「慰安婦」問題 座談会 「慰安婦」問題が問いかけるもの |
【おすすめ】 本書は、元「慰安婦」の女性たちの「声」を黙殺し、「慰安婦」問題自体を隠蔽する事態と正面から向き合うためにも、戦時性暴力と日常世界のかかわりを検証する必要があることを提起しています。 …そして橋下大阪市長の発言や、『朝日新聞』をめぐる一部の政治家やマスメディアの言動は、一九九〇年代以降、戦時性暴力の被害者の名誉を回復しようとしてきた世界の潮流と逆行するものであることをしっかり確認したいと思います。 …七〇年以上前の「慰安婦」の問題に対して、四半世紀前に「声」が投げかけられました。その「声」に応え、いま、「慰安婦」問題と出会うために、ぜひ多くの人に本書を手にとっていただきたいと願っています。 ――「まえがき」より |