本の特送便 梅書房 > > 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか
9784000613439 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか | ||
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【内容】 「教科書採用を中止せよ」、学校に押し寄せる抗議ハガキ。道徳や歴史教育をめぐり、現場に圧力がかかっている背景は? 2017年ギャラクシー賞大賞を受賞した番組に、地元・大阪の教育行政の荒廃など多くの取材成果を盛り込み書籍化。 |
【目次】 はじめに Ⅰ 新たな/継続する「教科書問題」 1 戦後初の道徳教科書と検定制度 パン屋さんが消えた/教科書検定の実際/「考え,議論する道徳」 2 歴史教科書をめぐる攻防――1990年代末~2000年代 2001年教科書検定/後退する記述/育鵬社教科書代表執筆者・伊藤隆氏は語る/「政治家がタッチしてはいけないのかと言えば」/沖縄「集団自決」と教科書問題/集団自決の現場で/検定意見と記述の復活 3 新たな/継続する潮流 「学び舎」教科書の採用を中止せよ/防府市長(当時)・松浦正人氏は語る/抗議ハガキ事件の波紋/教科書採択に揺れた町――東京都大田区/当時の教育委員長の教科書についての考え/政治家と教科書採択/番組への反響から/大阪市での「教科書に関するアンケート」 Ⅱ 先鋭化する〈政治と教育〉──大阪でいま起こっていること 4 大阪の「教育基本条例案」とアメリカ流教育改革 教育基本条例案の激震/アメリカの公教育の危機を伝える/番組への賛否/攻防激化,条例成立へ/教育委員としての信念 5 君が代「口元チェック」と「マネジメント」強化 君が代「口元チェック」の是非/府立高校校長のホンネ/橋下市長と激突,その影響/政治家の言葉の力/不起立の理由は? 6 変質した教育委員会と教師の締めつけ 民間出身の若き教育長の登場/首長との連携強化へ法改正/「ゼロ・トレランス」(不寛容)の先にある排除/ゼロ・トレランスと教員管理/個性溢れる先生たちが,逃げる/慰安婦授業と維新・自民勢力による“教師狩り” 7 前川喜平氏が語る政治と教育の攻防 防波堤になる教育委員会,ならない教育委員会/現状の教育行政制度をどう見るか 終章 大阪らしい教育から民主主義教育へ 民主主義って何?/受け手の側に立って あとがき 教科書検定の手続き(21)/教科書の採択のしくみ(56)/教育委員会制度のしくみ(114) |