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9784004316800 日本の無戸籍者 岩波新書 | ||
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【内容】 少なくとも一万人は存在するとされる日本の無戸籍者。嫡出規定や女性の再婚禁止期間など明治からの民法の壁に加え、貧困などで出生届が出されないことがその原因だ。しかし、戦争や災害による戸籍の大量滅失はいつ誰にでも起こりうる。国民を規定し、また排除する戸籍制度がいかにもろく曖昧か、歴史と多くの事例から考察する。 |
【目次】 はじめに 第1章 「無戸籍問題」とは何か 1 可視化される無戸籍者たち 2 無戸籍者が生まれる六つの理由 3 「無戸籍者」が「戸籍」を得る方法 4 無戸籍のまま生きるということ 第2章 「法律」という壁 1 法に退けられる子どもたち 2 再婚禁止規定の矛盾 第3章 「戸籍」とは何か 1 戸籍の歴史 2 明治 近代戸籍制度の確立 3 新憲法と戦後の戸籍 4 無戸籍者の歴史 第4章 消えた戸籍を追って 1 「戦争」と無戸籍 2 旧樺太・サハリン 「本籍消滅」で無戸籍となった人々 3 植民地と「戸籍」「国籍」 4 災害と無戸籍 第5章 グローバリゼーションと戸籍 1 「戸籍」と「国籍」 2 各国の二重国籍問題 第6章 「戸籍」がなくなる日 1 「明治的支配」と「無戸籍」 2 日本の「非戸籍者」 3 戸籍の近代化と無戸籍 4 ジェンダーと戸籍 5 失われていく機能 参考文献 おわりに |
【おすすめ】 戸籍の歴史は「無戸籍者の歴史」だった! 国民を規定し、また排除する戸籍制度の曖昧さともろさを、無戸籍の歴史と多くの事例から考察する。 |