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9784062884518 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 講談社現代新書 | ||
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【内容】 1944年11月の第一回の特攻作戦から、9回の出撃。陸軍参謀に「必ず死んでこい!」と言われながら、命令に背き、生還を果たした特攻兵がいた。 上官の「死んでこい」という命令を無視し、爆弾を落として戦果を挙げることを至上命題とした特攻兵が語る、戦争の欺瞞と真実。 |
【目次】 第1章 帰ってきた特攻兵 生き残った特攻隊員 振武寮という地獄 ほか 第2章 戦争のリアル 『陸軍特別攻撃隊』から読み解く 生い立ち ほか 第3章 2015年のインタビュー 2015年10月22日 特攻と聞いて ほか 第4章 特攻の実像 特攻隊とはなんだったのか 『神風特別攻撃隊』の欺瞞 ほか |
【おすすめ】 太平洋戦争の末期に実施された”特別攻撃隊”。戦死を前提とする攻撃によって、若者たちが命を落としていった。 だが、陸軍第一回の特攻から計9回の出撃をし、9回生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏は、戦後の日本を生き抜き2016年2月に亡くなった。 飛行機がただ好きだった男が、なぜ、軍では絶対である上官の命令に背き、命の尊厳を守りぬけたのか。我々も同じ状況になったとき、佐々木氏と同じことができるだろうか。 戦後72年。実は本質的には日本社会は変わっていないのではないか。本当に特攻は志願だったのか、そして、なぜあんなにも賛美されたのか。命を消費する日本型組織から、一人の人間として抜け出す強さの源に迫る。 |