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本の特送便 梅書房 > イヌ どのようにして人間の友になったか 講談社学術文庫
9784062923460 イヌ どのようにして人間の友になったか 講談社学術文庫 新製品
イヌ どのようにして人間の友になったか 講談社学術文庫
¥1,037   在庫有り
J・C・マクローリン/著・画
澤崎坦/訳
講談社
2016年2月
文庫/学術・教養


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【内容】

五万年も前から人との共同生活を楽しんできたイヌ。いまや、大型のマスチフや室内犬のペキニーズなど、多様な姿と特徴を持ち、病人や孤独な老人を癒してくれる。哺乳類の誕生から、太古の肉食動物の盛衰を経て、イヌがキツネやオオカミと分かれて人間と同盟を結ぶまでの過程を、一〇〇点以上のイラストと、科学的推理を交えて解明する。


【目次】

哺乳動物とは何か
犬の先祖になった食肉類
肉食の哺乳動物たちの世界
イヌの起源
詐欺師レイナードとキツネたち
狩りをする野生のイヌ
イヌ
人に飼われた犬
いろいろな犬種の生い立ち
大型の犬―マスチフ
小型の犬と矮小な犬
人間社会のなかの犬


【おすすめ】

アメリカの動物学者でありイラストレーターでもある著者が、「人間の最良の友」といわれるイヌの進化と人間との関わりの歴史を、100点以上のイラストをまじえてやさしく物語る。現在、世界中で人間と一緒に生活しているイヌは、13属、約36種におよぶという。

家犬は人間にとっていちばん古い家畜で、およそ5万年も前から人類との共同生活を楽しんできたが、しかしこの長い期間も、2億年におよぶイヌ科の長い歴史から見れば、ほんの一部分にすぎない。そもそも人類が、武器の助けもなしに自然界の虐殺者とも思われるオオカミの子孫を友とすることができたのはなぜなのか。

本書は、哺乳類の誕生から、太古の肉食動物たちの盛衰を経て、イヌがキツネやオオカミたちと分かれて人間と「同盟」を結ぶ過程を明らかにする。まず、狩りの場で協同して大きな獲物を仕留め、人間との信頼関係を築いたイヌは、いまや、病に苦しむ人や孤独な老人を癒し、猟犬や番犬のみならず、スマートなイヌから極端に矮小化された室内犬など、さまざまな姿や特徴を持つにいたっている。身近なイヌをもっと知るために、犬好き必読の一冊。

巻末解説は今泉吉晴氏。

[原本 THE CANINE CLAN~A New Look at Man’s Best Friend 1983、邦訳『イヌ―どのようにして人間の友になったか』岩波書店1984年、1991年]