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本の特送便 梅書房 > 除染と国家 21世紀最悪の公共事業
9784087210576 除染と国家 21世紀最悪の公共事業 新製品
除染と国家 21世紀最悪の公共事業
¥929   在庫有り
集英社新書 0957

日野行介/著

集英社
2018年11月
新書・選書/教養


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【内容】

「日本のためお国のために
我慢しろと言えないといけない」環境省官僚

政府の内部文書をもとに官僚、学者を直撃取材
福島第一原発事故・除染のウソを暴く!

 2011年の東京電力福島第一原発事故に伴う放射能汚染対策の実態を知ることは、国家の信用と民主主義の基盤が破壊された現実を直視することである。

 対策の柱となった「除染」は、この事故を一方的に幕引きする武器となった。著者は、環境省の非公開会合の記録を入手。本書はこれをもとに、官僚、学者に直撃取材を行い、為政者の真意を暴いた。 

 森友・加計学園問題、陸上自衛隊の日報隠蔽問題、裁量労働制に関する厚生労働省のデータ問題、それらに伴う説明責任の放棄、公文書の意図的な未作成、果ては改竄まで……。
 原発事故の幕引きを急ぐ国策はパンドラの箱を開け、この国の民主主義を壊した。


【目次】

序 章 除染幻想-壊れた国家の信用と民主主義の基盤
第一章 被災者に転嫁される責任―汚染土はいつまで仮置きなのか
第二章 「除染先進地」伊達市の欺瞞
第三章 底なしの無責任-汚染土再利用(1)
第四章 議事録から消えた発言-汚染土再利用(2)
第五章 誰のため、何のための除染だったのか
第六章 指定廃棄物の行方
あとがき 原発事故が壊したもの



◆推薦◆

「何というスリリングな取材記録か。
除染にまつわる官僚、学者たちの密議に
突っ込んでいく格闘技をみた思いだ。

除染と汚染土の再利用。
原発事故をなかったことにする
官・学の壮大な偽装行為のリアルが暴かれた。

きれいは汚い。汚いはきれい。
「除染」はこの国のありようの壮大な暗喩である。」

金平茂紀(TVキャスター)