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9784087210781 歴史戦と思想戦 歴史問題の読み解き方 | ||
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【内容】 今、出版界と言論界で一つの「戦い」が繰り広げられている。 南京虐殺や慰安婦問題など、歴史問題に起因する中国や韓国からの批判を「不当な日本攻撃」と解釈し、日本人は積極的にそうした「侵略」に反撃すべきだという歴史問題を戦場とする戦い、すなわち「歴史戦」である。 近年、そうしたスタンスの書籍が次々と刊行されている。実は戦中にも、それと酷似するプロパガンダ政策が存在した。だが、政府主導の「思想戦」は、国民の現実認識を歪ませ、日本を破滅的な敗戦へと導く一翼を担った。 同じ轍を踏まないために、歴史問題にまつわる欺瞞とトリックをどう見抜くか。豊富な具体例を挙げて読み解く! |
【目次】 第一章 「歴史戦」とは何か 第二章 「自虐史観」の「自」とは何か 第三章 太平洋戦争期に日本政府が内外で展開した「思想戦」 第四章 「思想戦」から「歴史戦」へとつながる一本の道 第五章 時代遅れの武器で戦う「歴史戦」の戦士たち |
【おすすめ】 「従軍慰安婦」や「南京虐殺」を否定する書籍がベストセラーになっているが、そこに書かれていることは果たして本当なのだろうか?それを検証し、歴史問題を読み解く「リテラシー」を伝授する! 「『歴史戦』と称する企てがいかに日本人の知的・倫理的威信を損ない、国益に反するものであるかを実証的に論じています。山崎さん、ほんとはものすごく怒っているのだけれど、冷静さを保っているのが偉いです。僕にはとても真似できない」――内田樹 |