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本の特送便 梅書房 > 忘れられないひと、杉村春子
9784103510314 忘れられないひと、杉村春子 うれすじ
忘れられないひと、杉村春子
¥1,944   在庫有り
川良浩和/著
出版社名 新潮社
出版年月 2017年6月
頁数・縦 236P 20cm

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【内容】

没後20年、遺された1500通の手紙をたどり、素顔の魅力を見た。不世出の女優が再び光を放つ。

【目次】

序 消えない幻影
     ヒロシマの夏
     杉村春子の番組を作ろう
     春の訃報

第一部 大女優への道
     戦前―ヒロシマから東京へ
      里子に出された女の子
      築地小劇場へ
      文学座創立
      早熟の天才・森本薫
      「女の一生」誕生
     戦後―大輪の華
      「女」を演じる楽しさ
      田村秋子との再会
      二度目の結婚
      映画女厦、杉村春子
       成瀬巳喜男「流れる」
       小津安二郎「晩春」「東京物語」
       黒澤明「赤ひげ」
     山田洋次、杉村春子を語る
     クローズアップのある舞台
     文学座、ふたつの事件
     「女の一生」主役交代の時

第二部 「杉村春子」を語る
     齢とともに、なお美しく
      芸術座「晩菊」
      「女にはかなわないよ」―島田正吾
      「杉村はますます可愛くなってきた」―八木柊一郎
     相手役を一番多くつとめた男―北村和夫
     「欲望という名の電車」のブランチ
     素晴らしい生き物
     美意識が引き合う―人形作家ホリ・ヒロシ
     宅配便で届いた大振袖
     後ろ姿―「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
     女形の色気「おさい権三」
     時分の花、老木の花
     最後の公演「華々しき一族」
     杉村の科白と演じ方
     老木の花―新藤兼人「午後の遺言状」

第三部 杉村春子の素顔―居間に遺された手紙をたずねて
     若い女性の見た杉村の素顔
     人生相談をした女子大生
     辺境への旅の道連れ
     黒柳徹子の七枚の葉書
     年のはなれた友だち
     文学座入りをはばんだのは誰?
     命について
     文野朋子さんのこと
     靴屋さんを紹介します
     ある女優―萩生田千津子の場合
      新進女優の挫折
      方言指導
      大晦日の最後の電話
     二人の大女優―杉村春子と森光子
      夢の競演「木瓜の花」
      苦しみを分かち合える唯一人のひと
     もうひとつの「女の一生」―呉服屋の女将、小川ヤエ
      丙午生まれの女
      観客とともに歳をとる

あとがき
協力/NHK関連番組
参考文献/文学座上演台本

【おすすめ】

あどけない少女から粋な芸者、狂女まで自在に演じ、90歳でなお艶やかだった天性の役者。観る者の記憶に鮮烈な像を刻みつけ、なお消えない不世出の女優を敬愛する人は、森光子、吉永小百合など数えきれない。没後20年、遺された1500通の手紙をたどり、知られざる素顔を発見、日本演劇史を変えたカリスマが再び光を放つ!