本の特送便 梅書房 > > ケーキの切れない非行少年たち
9784106108204 ケーキの切れない非行少年たち | ||
¥792 | ||
|
||
お問合せ・ご注文 口コミを見る(0) |
【内容】 児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。 |
【目次】 第1章 「反省以前」の子どもたち 第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年 第3章 非行少年に共通する特徴 第4章 気づかれない子どもたち 第5章 忘れられた人々 第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない 第7章 ではどうすれば?1日5分で日本を変える |
【おすすめ】 ニュースなどで時折、にわかには信じがたい残虐な手口や、理解が難しい短絡的な動機の少年犯罪が報じられる。そこまで行かなくても、後先考えずに窃盗や傷害などの罪を重ね、少年院に収監される少年は後を絶たない。彼らの中には、心からの反省ができず、更生や矯正が難しい者も少なくないようだ。 本書では、「ホールケーキを3等分に切れない」といった基本的な認知機能に問題を抱える非行少年たちの実態を紹介。少年による重大な犯罪行為や粗暴な言動、そして少年院などに収監後の更生・矯正がなかなかうまくいかない原因の一つに認知機能の障害があると分析する。 また、そうであるにも関わらず、いきなり反省を強いたり、難しい課題を解かせる矯正教育の現場の問題を、それまでの学校教育における同様の問題と合わせて指摘。著者自身が開発した認知機能の向上プログラム「コグトレ」などの実践も踏まえた、具体的な対策を提言している。 |