本の特送便 梅書房 > > 晩鐘 下 文春文庫
9784167909208 晩鐘 下 文春文庫 | ||
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【内容】 辰彦は第一回文藝賞を受賞。新しい事業も起ち上げ、毎日上機嫌だった。しかし、杉にとって辰彦はいつしか「ヘンな人」になっていた。案の定、辰彦の会社は倒産、原稿料欲しさに書いた小説で、杉は直木賞を受賞、娘を抱えて必死に生きた。当時の文学仲間はもう誰もいない。枯淡の境地で、杉が得た答えとは。畢生の名作、誕生。 |
【おすすめ】 「究極の悲劇は喜劇だよ」 辰彦はそういった。 それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。 「愛? 冗談じゃない!」と思いつつ、杉は辰彦の借金を抱え、がむしゃらに働き、必死に生きた。 当時の文学仲間たちはもう誰もいない。 いま改めて問う、あの歳月はいったい何だったのか? 辰彦は何者だったのか? 枯淡の境地で、杉が得た答えとは。 畢生の名作、誕生。 |