本の特送便 梅書房 > > ペア・グループでの話合いがうまくいく!対話的な文学の授業づくりアイデアブック 小学校国語科
9784183384140 ペア・グループでの話合いがうまくいく!対話的な文学の授業づくりアイデアブック 小学校国語科 | ||
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【内容】 対話的な国語授業のつくり方のすべてが分かる! ペアやグループでの学習が欠かせない対話的な国語授業。そのカギとなる話合い活動を活性化し考えの形成を促す効果的な指導ポイントのほか、12の物語文の定番教材での事例を、指導の手立て、単元計画、板書例、そのまま使える掲示物やワークシートとともに詳しく解説。 |
【目次】 序文にかえて /水戸部 修治 はじめに /荻原 誠 第1章 国語授業での話合い活動のために押さえたいキーワード5 /水戸部 修治 1 主体的・対話的で深い学び 2 考えの形成 3 交流と共有 4 ぺア&グループ学習 5 言語環境・教室掲示 第2章 「読むこと」の授業に役立つ!話合い活動のポイント5 1 話合いの目的をもたせる 2 話合いを可視化する 3 自分の考えをもたせる 4 話合いのモデルをつくる 5 話合いをしやすい環境をつくる 第3章 クラス全員が必ず熱中する!物語文の話合い活動モデル ①単元名/②単元の目標/③単元の評価規準/ ④質の高い言語活動の概要/⑤単元計画/ ⑥この単元で設定する話合い活動と指導のポイント/ ⑦本時の指導/⑧授業の実際 1年 1 「くじらぐも」 2 「たぬきの糸車」 2年 3 「スイミー」 4 「お手紙」 3年 5 「もうすぐ雨に」 6 「モチモチの木」 4年 7 「プラタナスの木」 8 「ごんぎつね」 5年 9 「なまえつけてよ」 10 「大造じいさんとガン」 6年 11 「やまなし」 12 「海の命」 第4章 話合い活動で大活躍する!実物資料ベストセレクション 1 「くじらぐも」 掲示物 学習計画/掲示物 伝え合いの手がかり/ ワークシート/資料 話し合いのモデル/ワークシートの解答例 2 「たぬきの糸車」 掲示物 学習計画/掲示物 伝え合いの手がかり/ ワークシート/資料 話し合いのモデル/ワークシートの解答例 3 「スイミー」 掲示物 学習計画/掲示物 伝え合いの手がかり/ ワークシート/資料 話し合いのモデル/ワークシートの解答例 4 「お手紙」 掲示物 学習計画/掲示物 伝え合いの手がかり/ ワークシート/掲示物 あらすじを書くときの手がかり/ 掲示物 「キラッ」を書くときの手がかり/ワークシートの解答例 5 「もうすぐ雨に」 掲示物 学習計画/掲示物 伝え合いの手がかり/ ワークシート①/ワークシート②/ ワークシート①の解答例/ワークシート②の解答例 6 「モチモチの木」 掲示物 学習計画/ワークシートの解答例/ワークシート 7 「プラタナスの木」 掲示物 学習計画/ワークシートの解答例/ワークシート 8「ごんぎつね」 「本しゃべリスト」の「心のとびら」の伝え方例/ 資料 話し合いのモデル文 9「なまえつけてよ」 掲示物 単元計画/ワークシートレーダーチャート記入例/ 読書カード記入例/ワークシートレーダーチャート/読書カード 10 「大造じいさんとガン」 掲示物 椋鳩十/掲示物 話し合いのときに便利な言葉たち/ 掲示物 話し合い十か条/資料 話し合いのモデル文/ワークシート/ ワークシートの解答例 11 「やまなし」 掲示物 単元計画/ワークシートの解答例/ワークシート 12 「海の命」 ミニ座談会の進め方/交流のときに使うと考えが深まる言葉/ 話題整理シート/話題を出し合うときには/ワークシートの解答例 おわりに /宮沢 英輔 |
【おすすめ】 序文にかえて 京都女子大学教授 /水戸部 修治 物語の授業づくりにおいて,ペア学習やグループでの交流を位置付けることは,多くの地域の学校で行われてきました。物語を読むという行為は,元々は一人で行うことですが,仲間と読み合うことで,様々な解釈と出合い,物語の世界をもっと豊かに,そして広く味わうことができます。 しかし同時に,物語文の学習でペアやグループによる話合い活動を効果的に行うことは,どの地域の学校においても課題とされているようです。例えば交流前にノートに書いたことを一人ずつ読み上げるだけになってしまったり,学級全体では一見活発に意見交流がなされているようでも,発言が数名の子に限られてしまったりする状況も見られます。 本書には,葛飾区立綾南小学校の先生方がこうした課題の克服に取り組み,子供たちを本や作品に向かわせるべく授業改善を重ねてきた成果が凝縮されています。具体的には,次のような点に大きな成果が表れています。 〇子供たち一人一人の読みを表出し,交流し合う必然性をもたせる,単元のゴールとなり学習過程となる言語活動を明確に設定していること。 〇学習指導要領の指導事項等をもとに,育むべき資質・能力を明確に見定めて,言語活動を行わせる手立てをきちんと位置付けていること。 〇単元の学習で子供たちが行う言語活動や話合いを教師自身が実際に行い,しっかりとした準備をして授業に臨んでいること。 〇校全体が組織的に取り組み,系統的に言葉の力を育んでいること。 本書を通じてこれらの成果が,授業改善を目指す多くの皆様の参考となることを願ってやみません。子供たちのために御努力を続けておられる綾南小学校の先生方,御指導いただいている元全国小学校国語教育研究会会長飯田薫先生に,末筆ながら感謝申し上げます。 |