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本の特送便 梅書房 > 「社会を変えよう」といわれたら
9784272211210 「社会を変えよう」といわれたら 新製品
「社会を変えよう」といわれたら
¥1,728   在庫有り
木下ちがや/著

大月書店
2019年4月
社会/政治


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【内容】

冷戦後の世界秩序の変化に対応できなかった矛盾が噴出する3・11後の日本社会。
この間デモや社会運動、政治に様々に参与してきた私たちの経験を戦後史のなかで叙述し、社会を変える力と協働の足場を解明した意欲作。


作家 中島京子さん 推薦!

「この政権はなんで倒れないの?」
「日本に民主主義は根づかないの?」
「平和憲法は時代遅れなの?」
そんな疑問に憑りつかれたら一読を。
あー、そうだったのかと気づくことがいろいろ。ちょっと前向きになれるはず。


【目次】

 はじめに――平成の終わり、嵐の前の静けさ

第1章 安倍政権とは何者か

  ミネルヴァの梟は迫りくる黄昏に飛び立つ
  引き裂かれていく二つの顔
  「非常識」な支配
  日本国憲法における「同意にもとづく支配」
  「政治改革」がもたらした支配の条件
  反ファシズム条項が危機にさらされている
  「非常識な支配」にむかった反動的動機
  「アベノミクス」という支配の技法
  「新しい政治」をつくるには


第2章 私たちは戦後をどう生きてきたか

  戦後七〇年の社会運動の遺産と負債
  日本の社会運動は本当に「弱かった」のか
  「戦後」はどこからはじまったか
  「60年安保闘争」が「国民」を生み出した
  高度経済成長と大衆社会
  学生運動の衰退
  住民運動と革新自治体の台頭
  「豊かな社会」日本の困難
  「失われた四半世紀」と日本社会の変容
  「3・11後」にむかって


第3章 3・11後の社会運動と日本のかたち

 1 3・11後の社会運動はなにを変えたのか

  社会運動に参加する動機
  「危機」は「危険」だが「機会」でもある
  危機の下での化学反応
  変化の長い軌道から生まれる変革
  「共有体験」と「闘争経験」は引き継がれる
  すでに社会は変化している

 2 3・11後の社会運動は政治を変えたのか

  対抗的政治と第三極
  「ポピュリズム」とは何か
  さまざまな内容をもつポピュリズム
  ポピュリズムと民主主義の危機
  現代日本のポピュリズム
  二〇一七年東京都議会議員選挙
  二〇一七年総選挙で大失敗したポピュリスト
  リベラルなポピュリズム政党の誕生
  新自由主義的ポピュリズムの失墜
  日本共産党は変わったのか
  政治の「アンカー」の役割

 3 若者は保守化したのか

  社会運動に参加する若者が少ない
  二〇一五年安保法制反対運動に登場した学生たち
  大学という「拠点」の喪失
  台湾、香港の社会運動との違い
  安倍政権下で顕著になった低投票率
  若者が「保守」しようとしているもの
  「反動」ではなく「進歩」のきざし

 4 「日本のかたち」が変わる

  変わらないためには、変わらなければならない
  二〇一八年沖縄県知事選挙
  「イデオロギーではなくアイデンティティ」
  「デマと夢」を打ち砕いたもの
  沖縄県知事選挙のプロセスから学ぶ
  「アジアのなかの日本」という現実的な目標
  日本国憲法を「再発見」する
  「アジアのなかの日本」における日本国憲法の意味

 あとがき


【おすすめ】

3・11後のデモや社会運動、政治に参与してきた私たちの経験を戦後史のなかで叙述し、社会を変える力と協働の足場を解明する。