本の特送便 梅書房 > > いのちを選ばないで やまゆり園事件が問う優生思想と人権
9784272360925 いのちを選ばないで やまゆり園事件が問う優生思想と人権 | ||
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【内容】 社会を震撼させた障害者施設での殺傷事件から3年。出生前診断など新たな優生思想の登場を背景に、私たちの社会は被告の論理を克服したと言い得るのか。公判開始を前に、忘れてはならない人権保障の視点をあらためて提起する。 |
【目次】 いのちを選ばないで 目次 序文 やまゆり園事件再検証の深い意味(柳田邦男) 序章 津久井やまゆり園事件──その本質と背景(池上洋通) 第1章 私たちのやまゆり園事件──考え、語り続けること 1 事件の振り返り、そして未来へ(尾野剛志) 2 家族から見た津久井やまゆり園での暮らし(平野泰史) 3 社会福祉・公務労働者、住民として見た事件(太田顕) 4 私たちの津久井やまゆり園2019──現場からのレポート「再生と共生」(入倉かおる) 5 行政の受けとめ方とその後──長くて短い3年(井上従子) 6 神奈川県検証委員会による検証とその後――事件が問いかけるもの(石渡和実) 7 障害の重い人の暮らしのありかたと支援の本質(佐久間修) 8 やまゆり園事件とメディア──ジャーナリストの立場から(宮城良平) 9 「魂の嘔吐感」とどう向き合うか──植松聖被告と面会して(福島智) 第2章 事件の背景と要因──日本の社会保障・社会福祉と人権保障の貧困 1 優生思想の現代──相模原事件と強制不妊・出生前診断(利光恵子) 2 精神科医よ、診察室の外にも目を向けよ(香山リカ) 3 社会福祉施設における労働・生活権保障の現状と課題(鈴木靜) 4 障がいのある人と家族の人権保障の現状と課題(矢嶋里絵) 5 国と地方自治体は障害のある人のいのちと暮らしを守れるか(石川満) 6 人権主体性と津久井やまゆり園事件──憲法の視点から(井口秀作) 第3章 事件を受けとめ、どのような社会をめざすのか 1 障害者政策の歴史と現状からみたやまゆり園事件──事件の特異性と普遍性(藤井克徳) 〈コラム〉不妊手術を強いられた障害者の家族として(佐藤路子) “不良な国民”と“優良な国民”の狭間で(藤木和子) 2 人権をかかげよう──人間として生きる(井上英夫) 〈コラム〉胸を張るとき、差別が逃げてゆく(林力) いのちの選別を許すな(德田靖之) 第4章 〈座談会〉やまゆり園事件を生んだ現代社会と、めざすべき社会 |