本の特送便 梅書房 > > 帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験
9784272521142 帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験 | ||
¥2,700 | ||
|
||
お問合せ・ご注文 口コミを見る(0) |
【内容】 植民者二世の少女たちの目に植民地はどのように映っていたのか。敗戦~引揚げ後を生きるなかで、内面化した植民地主義をどのように自覚し、克服していくのか。アンケート・インタビュー・同窓会誌などの生の声から読み解く。 |
【目次】 序 問題意識と方法 第1章 朝鮮での暮らし 1 親世代はどのようにして朝鮮に渡ったか 2 豊かな暮らし~構造的強者として 第2章 植民地女学校――京城第一公立高等女学校の沿革 1 植民地女性の指導者育成 2 女学校教育への批判的まなざし 第3章 少女たちにとっての京城第一公立高等女学校 1 第一高女合格への関門 2 学園生活 3 「良妻賢母」育成にとどまらぬ教育 4 植民地支配との密接な関係 5 戦時体制への呼応と第一高女の終焉 6 戦争末期――敗戦の予感 第4章 朝鮮認識・植民地認識――植民地主義はいかに内面化されるか 1 朝鮮人とのコンタクトゾーン 2 居住地の分離 3 朝鮮人使用人の存在――従属者として 4 文化・風俗・習慣へのまなざし 5 日本語の強制――あたりまえの風景 6 創氏改名 7 植民地と認識していたのか――植民地支配の不可視化 8 朝鮮人をどのように見ていたのか 9 植民地支配の歪みを見る 第5章 敗戦が始まりだった――認識の転換を促すもの(1) 1 不穏な気配と大極旗 2 静寂そして歓喜を目の前にして 3 予想していた敗戦 4 略奪された家財・財産 5 憤怒と敵意にさらされる 6 敗戦二日後の日記と第一高女の終焉 第6章 引揚げ――認識の転換を促すもの(2) 1 それぞれの引揚げ 2 祖国での冷遇・差別 第7章 継続する植民地経験――植民者であったことを反芻しながら 1 ノスタルジーに浸る 2 居心地の悪さを抱えて 3 何も気づかなかったことへの痛みと申訳なさ 4 植民地責任への自覚 5 植民者であることの葛藤――T氏(堀内純子) おわりに |