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本の特送便 梅書房 > 帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験
9784272521142 帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験 新製品
帝国に生きた少女たち 京城第一公立高等女学校生の植民地経験
¥2,700   在庫有り
広瀬玲子/著

大月書店
2019年8月
人文/日本史/戦争史


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【内容】

植民者二世の少女たちの目に植民地はどのように映っていたのか。敗戦~引揚げ後を生きるなかで、内面化した植民地主義をどのように自覚し、克服していくのか。アンケート・インタビュー・同窓会誌などの生の声から読み解く。


【目次】

序 問題意識と方法

第1章 朝鮮での暮らし
 1  親世代はどのようにして朝鮮に渡ったか
 2  豊かな暮らし~構造的強者として

第2章 植民地女学校――京城第一公立高等女学校の沿革
 1  植民地女性の指導者育成
 2  女学校教育への批判的まなざし    

第3章 少女たちにとっての京城第一公立高等女学校
 1  第一高女合格への関門
 2  学園生活
 3 「良妻賢母」育成にとどまらぬ教育
 4 植民地支配との密接な関係
 5  戦時体制への呼応と第一高女の終焉
 6  戦争末期――敗戦の予感

第4章 朝鮮認識・植民地認識――植民地主義はいかに内面化されるか
 1  朝鮮人とのコンタクトゾーン
 2  居住地の分離
 3  朝鮮人使用人の存在――従属者として
 4  文化・風俗・習慣へのまなざし
 5  日本語の強制――あたりまえの風景
 6  創氏改名
 7  植民地と認識していたのか――植民地支配の不可視化
 8  朝鮮人をどのように見ていたのか
 9  植民地支配の歪みを見る

第5章 敗戦が始まりだった――認識の転換を促すもの(1)
 1 不穏な気配と大極旗
 2  静寂そして歓喜を目の前にして
 3  予想していた敗戦
 4  略奪された家財・財産
 5  憤怒と敵意にさらされる
 6  敗戦二日後の日記と第一高女の終焉

第6章 引揚げ――認識の転換を促すもの(2)
 1  それぞれの引揚げ
 2  祖国での冷遇・差別

第7章 継続する植民地経験――植民者であったことを反芻しながら
 1  ノスタルジーに浸る
 2  居心地の悪さを抱えて
 3  何も気づかなかったことへの痛みと申訳なさ
 4  植民地責任への自覚
 5 植民者であることの葛藤――T氏(堀内純子)  

おわりに