9784272612390
沖縄 記憶と告発の文学 目取真俊の描く支配と暴力
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【内容】 基地反対闘争の最前線に身を置く作家・目取真俊が描く沖縄の共同体の内なる暴力とは。沖縄と「本土」の関係を問う批評集。 |
【目次】 はじめに 第一章 《知る》ことと《語る》ことの倫理――目取真俊の文学を考えるために 第二章 「風音」――死と性をめぐる記憶の葛藤 第三章 「水滴」――地域社会における支配と言葉 第四章 「魂込め」――地域における集権主義と〈嘘物言い〉 第五章 「眼の奥の森」――集団に内在する暴力と《赦し》 第六章 「群蝶の木」――暴力の共犯者と家父長的権威 第七章 「虹の鳥」――《依存》と《隷属》の社会 第八章 霜多正次「虜囚の哭」――強制された共同体 第九章 霜多正次「沖縄島」――戦後沖縄社会の群像 第一〇章 大城立裕「棒兵隊」と大城貞俊「K共同墓地死亡者名簿」――沖縄戦を書き継ぐこと 第一一章 又吉栄喜「ギンネム屋敷」――沖縄戦をめぐる民族とジェンダー 第一二章 真藤順丈「宝島」――「生成流転する沖縄(シマ)の叙事詩」 あとがき 初出一覧 主要参考文献一覧 |