本の特送便 梅書房 > > 誰が〈表現の自由〉を殺すのか ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件裁判の記録
9784275020765 誰が〈表現の自由〉を殺すのか ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件裁判の記録 | ||
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【内容】 ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件から5年。写真家・安世鴻が世界的カメラメーカーのニコンを訴えていた裁判で、東京地方裁判所は二〇一五年一二月、勝訴判決を言い渡した。3年にわたる裁判で、ニコンが抗議を恐れて中止決定に至った経過や、ネット上の抗議行動が“表現の自由”に与えた影響などが明らかになった。「慰安婦」問題、表現の自由、企業の社会的責任、「炎上」と「自粛」、排外主義…日本社会が直面する課題について大きな教訓を示す事件と裁判。その全貌から、裁判闘争がもつ意義、事件の本質を考察する。誰が“表現の自由”を殺しているのか―。 |
【目次】 1 ドキュメント―ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件 事件発生から仮処分決定による開催まで 勝訴判決はどのようにして取得されたか ほか 2 ニコン事件の本質とは何か レイシズムと“反日”攻撃のなかで表現の場をつくりだすこと 写真/検閲/ナショナリズム ほか 3 裁判を支えた人びとの記録 企業は人権のためにどう行動すべきなのか 私たちは、真実の堤防を築くことができるのか ほか 4 裁判をたたかって 力をあわせれば守れる「表現の自由」 みちしるべ 裁判資料編 |