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9784406060073 日本社会政策学の形成と展開 | ||
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科学的社会主義の立場から社会政策学の歴史と発展を考察。 |
第1章 「国家独占資本主義社会政策論」の再考(主題と状況 服部英太郎の「社会政策の生産力説への一批判」への振り返り 「一批判」から「社会政策本質論争」への変換の「導因」について 「一批判」の歴史的限界 「福祉国家」への道 「国家独占資本主義社会政策論」の二つの道) 第2章 明治時代の「社会政策学」と「大逆事件」、「恩賜財団済生会」および「工場法」(「大逆事件」と一体的な「恩賜財団済生会」と「工場法」の成立 工場立法政策と日本社会政策学会の形成 「貧民済生」勅諭と恩賜財団済生会の設立 社会政策主義と社会主義の対立) 第3章 「大正デモクラシー」と「関東大震災」復興の社会政策論(大正デモクラシーの成立 「大正デモクラシー」形成の背景―社会問題と社会運動 わが国初の社会保険立法=「健康保険法」の成立 「治安維持法」と「普通選挙法」の成立 吉野作造の「民本主義」の普選論と福田徳三の「生存権の社会政策」論) 補論 「原発と震災」と社会政策論の課題―「国家独占資本主義社会政策論」の一展開(「原発と震災」の国家独占資本主義との関連 「原発と震災」が提起している社会政策論 原発廃棄のための社会政策論) |
明治以来の社会政策学の歴史的展開を、科学的社会主義の立場から批判的に考察し、労働者・国民のための学問としての発展方向を示す。 |