本の特送便 梅書房 > > 教育勅語を読んだことのないあなたへ
9784406061766 教育勅語を読んだことのないあなたへ | ||
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【内容】 2017年の国会で、教育勅語を園児たちに暗唱させていた幼稚園の実態が問題に。安倍政権は「教材として使うことすべてが否定されているわけではない」としました。それってどういうことでしょう。そもそも教育勅語ってどんなものだったのでしょうか。子どもたちの未来のために知っておきたいテーマをやさしく解説します。 |
【目次】 第1章 教育勅語を読んでみよう 315字の短文は三段に分かれている 国も道徳も天皇がつくった? 「御名御璽」と父母への「孝」 「夫婦相和シ」の驚く内容 第2章 教育勅語は誰が書いたの? 明治政府、教育政策で揺れる―欧米化と天皇側近の逆襲 キレ者、井上毅の登場―立憲主義と両立できるか? 軍隊、憲法、そして教育 第3章 教育勅語の浸透と矛盾 異様な数分間―教育勅語はどのように浸透していったのか 内村鑑三不敬事件―声あげるキリスト者たち 石川啄木、島崎藤村―教育の本質を問う 執拗なやり直しと体罰―少国民世代の勅語体験 片手にサーベル、片手に勅語―植民地朝鮮で 第4章 教育勅語はなぜ廃止になったの? 出発点は「ポツダム宣言」 すったもんだの三年間―国内外の世論の中で 排除・失効の国会決議の意味は大きい 第5章 戦後七〇年以上たった国会で史上最大の論戦! 「教育勅語は学校教育では使わない」 疑惑の森友学園、園児が教育勅語暗唱 政府、使用可能の答弁へ 立ちはだかった排除・失効決議 中身を議論すればするほど |
【おすすめ】 勅語の一語一語を説明しながら、こめられた意味をはっきりさせます。誰が書いたのか、どのように浸透したか、どんな抵抗があったのか、そして失効の歴史をやさしく語ります。森友学園問題から起きた国会史上最大の勅語論戦も、初めてまとめました。戦後日本の成り立ちが見えてくる一冊です。現代語訳、関連資料付き。 |