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本の特送便 梅書房 > 「孫たちは帰らない」けれど 失われた「ふるさと」を求めて
9784540171895 「孫たちは帰らない」けれど 失われた「ふるさと」を求めて 新製品
「孫たちは帰らない」けれど 失われた「ふるさと」を求めて
¥2,160   在庫有り
豊田直巳/写真・文

出版社名  農山漁村文化協会
出版年月  2018年2月
頁数・縦  32P 27cm


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【内容】

自然の恵みゆたかな、福島県北東部の高原の村-飯舘村から車で1時間ほど山を下った伊達市にある仮設住宅に、おばあちゃんたちは暮らしています。
放射能にふるさとの村を追われたのです。
村では広い敷地に何世代も住んでいましたが、ここは村の1軒分ほどの敷地に、約100軒もの仮設住宅が建ち並んでいます。
長屋形式で、板で仕切っただけの部屋では、「テレビの音がうるさい」といった不満も……。
でも、仮設住宅の暮らしに慣れるにつれて、近所付き合いも生まれ、友だちもでき、ここは「第二のふるさと」になってきました。
その一方で、春の山菜や秋のキノコ、一年中、いのちをつないでくれた味噌など、自然の恵みに生かされた村、「帰りたい村」への思いもつのります。
そして、避難から6年、避難指示は解除され、仮設住宅から出ていく日が近づいています。
おばあちゃんたちは、いま、「二つのふるさと」の間でゆれています。