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本の特送便 梅書房 > 一遍 捨聖の思想 平凡社新書
9784582858518 一遍 捨聖の思想 平凡社新書 うれすじ
一遍 捨聖の思想 平凡社新書
¥929   在庫有り
桜井哲夫/著
平凡社
2017年8月
新書・選書/教養/平凡社新書

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【内容】

「心」にとらわれているのは「生き死に」に迷う道であり、無心が涅槃の境地である。はからいを放棄するだけではなく、はからいの放棄すら放棄すること。名号が名号を称えている―日本浄土教が行きついた一遍の思想。

【目次】

はじめに

第一章 浄土教のルーツを求めて

 浄土教の歴史
 「阿弥陀仏」の原語と起源
 「極楽浄土」の観念
 中国における浄土教の誕生
 日本浄土教の源流「善導流」
 異端としての善導


第二章 日本における浄土教の展開

 日本への仏教伝来
 仏教の広がり
 「浄土の教え」の始まり
 平安の浄土教
 源信と『往生要集』
 院政期の浄土教
 聖と沙弥の念仏
 法然──比叡山黒谷から
 専修念仏と法難
 「革命」としての法然浄土教
 浄土教の広がり
 難問としての親鸞
 玉日と恵信尼
 親鸞思想の核心


第三章 一遍と時衆

 伊予松山の武将・河野通広の次男
 十一不二の頌
 熊野成道
 六十万人頌・六字無生の頌
 踊り念仏
 時衆・時宗
 鎌倉へ・京へ
 一遍の死
 二祖他阿弥陀仏真教
 真教の遊行
 知識帰命
 遊行の相続
 組織者・真教
 真教以後の時衆教団
 時衆諸派
 時衆の社会的活動とその文化──陣僧
 葬送
 遊行上人尊観・徳阿弥と客僚・客寮
 時衆と同朋衆・芸能者


第四章 「一遍上人語録』を読む

 一 『一遍上人語録』の成立
 二 身を観ずれば水の泡──別願和讃
 三 独むまれて独死す──百利口語
 四 身命を惜しまず 本願に帰入し──誓願偈文
 五 一切の事を捨てゝ申念仏こそ──消息法語
   「捨ててこそ」
   「出離の要道」
 六 となふれば仏もわれもなかりけり──偈頌和歌
 七 門人伝説
   三心といふは名号なり──『語録下二』
   今の名号は能所一体の法なり──『語録下七』
   念仏が念仏を申なり──『語録下十六』
   自力他力は初門の事なり──『語録下十八』
   称名の外に見仏を求べからず──『語録下三十五』
   我等は下根の者なれば、一切を捨ずば──『語録下四十四』
   有心は生死の道、無心は涅槃の域なり──『語録下六十』
   念仏の下地をつくる事なかれ──『語録下六十九』
   まよひも一念なり、さとりも一念なり──『語録下七十三』
   名号は義によらず心によらざる法──『語録下八十三』
   知りて知らざれ、還て愚痴なれ──『語録下八十七』
   法師のあとは、跡なきを跡とす──『語録下九十八』

あとがき

参考文献一覧