本の特送便 梅書房 > 趣味・芸術と豊かな生活 > 一遍 捨聖の思想 平凡社新書
9784582858518
一遍 捨聖の思想 平凡社新書
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【内容】 「心」にとらわれているのは「生き死に」に迷う道であり、無心が涅槃の境地である。はからいを放棄するだけではなく、はからいの放棄すら放棄すること。名号が名号を称えている―日本浄土教が行きついた一遍の思想。 |
【目次】 はじめに 第一章 浄土教のルーツを求めて 浄土教の歴史 「阿弥陀仏」の原語と起源 「極楽浄土」の観念 中国における浄土教の誕生 日本浄土教の源流「善導流」 異端としての善導 第二章 日本における浄土教の展開 日本への仏教伝来 仏教の広がり 「浄土の教え」の始まり 平安の浄土教 源信と『往生要集』 院政期の浄土教 聖と沙弥の念仏 法然──比叡山黒谷から 専修念仏と法難 「革命」としての法然浄土教 浄土教の広がり 難問としての親鸞 玉日と恵信尼 親鸞思想の核心 第三章 一遍と時衆 伊予松山の武将・河野通広の次男 十一不二の頌 熊野成道 六十万人頌・六字無生の頌 踊り念仏 時衆・時宗 鎌倉へ・京へ 一遍の死 二祖他阿弥陀仏真教 真教の遊行 知識帰命 遊行の相続 組織者・真教 真教以後の時衆教団 時衆諸派 時衆の社会的活動とその文化──陣僧 葬送 遊行上人尊観・徳阿弥と客僚・客寮 時衆と同朋衆・芸能者 第四章 「一遍上人語録』を読む 一 『一遍上人語録』の成立 二 身を観ずれば水の泡──別願和讃 三 独むまれて独死す──百利口語 四 身命を惜しまず 本願に帰入し──誓願偈文 五 一切の事を捨てゝ申念仏こそ──消息法語 「捨ててこそ」 「出離の要道」 六 となふれば仏もわれもなかりけり──偈頌和歌 七 門人伝説 三心といふは名号なり──『語録下二』 今の名号は能所一体の法なり──『語録下七』 念仏が念仏を申なり──『語録下十六』 自力他力は初門の事なり──『語録下十八』 称名の外に見仏を求べからず──『語録下三十五』 我等は下根の者なれば、一切を捨ずば──『語録下四十四』 有心は生死の道、無心は涅槃の域なり──『語録下六十』 念仏の下地をつくる事なかれ──『語録下六十九』 まよひも一念なり、さとりも一念なり──『語録下七十三』 名号は義によらず心によらざる法──『語録下八十三』 知りて知らざれ、還て愚痴なれ──『語録下八十七』 法師のあとは、跡なきを跡とす──『語録下九十八』 あとがき 参考文献一覧 |